無気力な幼馴染みと私の恋物語 1章 (ページ18)

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片想い…18 ページ18

貴方「星がきれい」

走って走ってたどり着いたのは展望台

私の家から歩いて30分ぐらいのところ

星がきれいに見える

泣きたいときとか

辛かったときとか

いつもここへ自然に来ていた

貴方「…あーあ…」

止まっていたはずの涙はまた溢れだしてくる

これが失恋の辛さなのか

そんなときに足音がして私は振り替える

そこにいたのは

息を切らした研磨だった

研磨「ﾊｧﾊｧ…馬鹿…なの…こんな…時間に…ﾊｧﾊｧ…ｳｴ…」

貴方「…彼女は？」

研磨「彼女？」

キョトンとする研磨

貴方「…さっき一緒にいたこ」

研磨「…彼女じゃないヨ。」

は？

貴方「クロから聞いた。」

研磨「クロの勘違いデショ。聞きたいことあったから色々聞いてたの。」

ホッとした

さっき溢れてた涙も止まっていた

研磨「…ここ、久々だね」

私のとなりに来て星を見上げる研磨

貴方「…昔はよく来てたね。」

試合で負けた日

練習がうまくいかなかった日

研磨はほとんど私たちの付き添いだったけど

貴方「…中3以来だね」

研磨「あのときは、A全然泣き止まなくて大変だった」

貴方「あはは…あれね。もう忘れて」

一番泣いた日だったと思う

そして

一番辛かった日だった