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The moon is beautiful…05 ページ5

部活も無事に終わり


わたしはいま緊張で固まっている。


彼氏の部屋で緊張しない方がおかしい



赤葦「別にはじめてじゃないんだから、そんな緊張しないでよ」



なんて笑う君



貴方「…う…ん」



わたしのとなりに座る赤葦くん



ふと、机に視線をやると写真が視界にはいった


バレー部の写真



貴方「…中学でもバレー好きだったんだね」



赤葦「好きっていうか…流れ?誘われたからなんとなく」



赤葦くんらしいのか



中学でも赤葦くんと一緒だったら



私は中学時代もっと楽しめていただろうか



こんなふうに写真を飾るほど私は良い思い出はない


特にバレー関係は



べつにバレーが嫌いになった訳じゃないけど



もう



選手としてしたいとは思わない。



貴方「…有能で秀才な猫って聞いたことある?」



バレーをしているのならば誰でも知っている



赤葦「…何度かあるね」



私は手を握りしめて



貴方「それ、わたしなの」



赤葦くんは目を見開いていた



まぁ驚くよね



それを悟られないように私はぼくとさんにトスをするときも


対人に付き合うときも



手を抜いていた



私がその猫だと悟られないように

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作者名:愛姫 | 作成日時:2020年7月20日 11時

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