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43,好き ページ43

二日目


残念なことに敗北だった


ねこまも烏野に負けた



貴方「…顔、あげてくださいよ」




みんな俯いてる




あと一点だったんだ



ねこまのほうは、もうけろっとしてる



赤葦君は



珍しく泣いてる



試合中だれよりも支えるのがマネージャーの仕事



そして



負けたあと




誰よりも優しく励ましてあげるのも




マネージャーの仕事



貴方「…私、皆さんに感謝してます」



皆が少しだけ顔をあげて私を見てくれる




貴方「皆さんに出会えて、見るのも嫌だったバレーが、輝いて見えて、気づけば皆さんのプレーを見るのが好きになってました。

たった二年でしたけど、私にとっては思い出深い2年でした。」



声が震える




貴方「残念ながら負けてしまいましたが…私はどの高校よりも、誰よりも皆さんがかっこよくて、私の中では、皆様が一位でした!」



木葉「おま…」



貴方「言いましたよね。私にとってもぼくとさんたちにとっても、最高の最後にするぞ!!って。」



ぼくと「けど……」




貴方「…笑ってください…最後は…笑顔で…」



こらえていた涙がアフレてしまう



でも



私は笑顔をキープして




貴方「これで最後じゃないですよ…これからもこのメンバーでバレーしましょう。ね!ぼくとさん!」



もちろん



もう部活はできない



でも



私達の思い出は消えないでしょう?

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作者名:愛姫 | 作成日時:2020年6月1日 6時

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