無気力な貴方が好きです【赤葦京治】 (ページ21)

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21,好きページ21

赤葦「大丈夫？」

貴方「…ん…」

研磨に泣かされた

貴方「…私にとってのバレー…はね」

待ってましたと言わんばかりの顔をする赤葦君

貴方「…最悪だった。小さい頃からしていたバレーボール。ボールが親友だったぐらいね。。

でもね、ある日私はバレーボールを嫌いになったの。自分のボールも全て捨てた。」

赤葦「…理由は？」

貴方「中学の頃、私はセッターとして飛雄の次に優秀だった。この身長にたいしての技術は大きかった。

だから、先輩や同じセッターに嫉妬されて…いじめられたんだよね。」

ひどい言われようだったな

蹴られたりもされたし

貴方「チビは…セッターなんて向いてないとか…

研磨も当時色々言われてたから私に寄り添ってくれてたの。でもね、日頃のストレスや、研磨にたいしての不安が爆発したの」

思い出すだけで胸がいたい

貴方「…私はバレーが嫌い。多分もう、したいと思うほど好きになれることなんて無いと思う」

チラッと赤葦君を見ると少し悲しい顔をしていた

貴方「でもね、ボクトさんたちのプレイを見るのは好きだよ。いまのチームが大好き。」

ほっとした顔をする

貴方「ふふ、だから安心して。私は見るのは辛くないから。悔いの無いように全国へ行って、今度こそ三本の指に入ろうよ」

優しく微笑んでくれた赤葦君

私はバレーを好きになら無い

でも

ボクトさんたちのバレーは大好き