15,好き ページ15
貴方「赤葦君…わかった?」
ずっと口を開かない赤葦君
赤葦「…それってさ……」
貴方「…うん…?」
赤葦「…俺……だよ…な」
貴方「…そうだよ。一年生のときから好きでした。赤葦君、私を振ってください」
そう涙をながすわたしに
優しく微笑む赤葦君
赤葦「なんで?」
貴方「だって…赤葦君、私に気なんてないでしょ?だったら私の片想い。マネージャーとしてだめなことじゃん…」
これからもマネージャーとして頑張るなら
このまま好きでいるのはしんどい
赤葦「俺も…好きっていったら?」
予想もしない言葉に私は固まる
赤葦「俺、結構アピールしてたんだけど」
貴方「………嘘…だ………な、慰めようとしてくれてるんしょ?」
だって
皆からモテモテで
この前だってかわいい子に告白されてたじゃん
赤葦「…違うよ。顔見てわかんない?」
顔を見ると赤葦君は真っ赤だった
いつものポーカーフェイスはどこへいったのか
貴方「…いつから」
赤葦「多分二年生になってから」
丁度、仲良くなった時期
赤葦「……だから、俺的には…付き合えたら良いなと思ってるんだけど」
真っ直ぐ私を見てそういった
貴方「私で…いいの…?」
赤葦「A以外、ムリなんだけど?」
貴方「…っ…彼女にしてくれますか…」
そう言えば、ぎゅっと私を抱き締めて
赤葦「うん、彼女になって」
って言うから
私は大泣きしてしまった
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛姫 | 作成日時:2020年6月1日 6時