27,笑顔 ページ27
帰って来た音駒高校
体育館のドアのまえで私は足が止まる
どんだけ辛くても、入るのが怖いだなんて
これがはじめてだ
時刻は朝の5時
誰もいないのわかってるのに
貴方「怖い…」
ドアを開けようとした手を下げて、
一歩下がると誰かにぶつかった
「おはよ」
研磨だった
朝苦手なのにどうしてこんな早くに?
研磨「心配だったから、大嫌いな早起きもして来たの。」
貴方「…なんで…」
そんなことしたら練習にも支障出ちゃうじゃん
研磨「…笹川さん、やめたし準備を一人でさせるわけにもいかないでしょ?」
体育館のドアを開けて私の腕を引っ張る
貴方「わ」
ポスっと研磨の腕の中へ収まる
なにこれ
こんなの
ドキドキしちゃう…
研磨「…好きだから。早起きもAのためなら頑張れるし、Aが無理してることもう少し気づかないふりなんてしないから。」
純粋に片想いをしてるときに
スキとか言われてたら
素直に付き合えていたのだろうか
私も大好きと言えていたのだろうか
貴方「っ…」
こんな苦しさ知らない
こんな
涙を流すなんて
研磨「もう、一人じゃないから。」
研磨の一言一言が全て心に響く
でもそれと同時に
笹川さんのことも思い出す
研磨を狙ってた笹川さん
そんな簡単に引くかしら…
何か嫌な予感しかしない
293人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「孤爪研磨」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nitt - 凄いですね…僕、途中でちょっと泣きましたwこれからも頑張って! (2021年11月25日 20時) (レス) @page36 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
Nitt - 誤字なんですが、一話の洗濯だと思うんですが、選択になってますよ。あとでまたコメント入れます! (2021年11月25日 20時) (レス) @page1 id: 1c04a135ec (このIDを非表示/違反報告)
かーーーー - 最高すぎてやばかったです!あぁぁあああああああああ (2021年10月1日 20時) (レス) @page36 id: f6b82d5a20 (このIDを非表示/違反報告)
せれな - 感動しました(´・∀・) (2021年7月28日 8時) (レス) id: 6fed7b85b5 (このIDを非表示/違反報告)
狂夜 - 二人が幸せになれて良かったです!!!泣きました( *´・ω)/(;д; ) (2020年12月21日 17時) (レス) id: 8a2e2ef5a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛姫 | 作成日時:2020年5月31日 23時