音駒のマネちゃんは今日も涙を隠す

25,笑顔 ページ25

合宿最終日


貴方「赤葦君、今日で最後だね」



梟谷でのマネは本当に楽しかった



赤葦「ちょっと寂しいな」



そんな嬉しいこと言ってくれるんだ



貴方「あ、ねぇ連絡先交換しようよ」



赤葦「いいよ、はい」



と赤葦君と連絡先を交換する



赤葦「もし、遊びに来るときはまた教えて」



貴方「ありがとう」



赤葦「…自然な笑顔になったね」



そう言われて私は、静かにうなずいた



貴方「梟谷のマネージャーして、久々に楽しい生活が戻ってきた気分だった。」



赤葦「…向こう戻ったらどうするの？」



貴方「んー…正直部活はいきたくない」



気まずいし



あれから黒尾先輩も私から目をそらす



赤葦「まぁ…好きにしたらいいと思うよ。疲れたなら休めばいいじゃん」



優しいな



私はゆっくり立ち上がる



貴方「ありがとう。私に優しくしてくれて。」



そう笑顔でいう私



照れてるのか少し顔を赤らめた赤葦君



貴方「来年、私たちは会えるかもしれないけど、このメンバーはもう最後」



ボクトさんとも会えない



新しいメンバーになる



貴方「だから、いまのチームでさ後悔の無いように…ね、赤葦君。」



それだけ言って私は体育館へ戻った

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