音駒のマネちゃんは今日も涙を隠す

21,笑顔 ページ21

研磨side


はじめてみた


あんな風に乱れるA


クロ「くっそ…」



皆悲しいかおをしてる




赤葦「…俺は追いかけませんよ」



ボクト「俺らだな。赤葦！」



つまり音駒が行けと。



いまいって大丈夫なのだろうか



夜「えっと…とりあえず笹川は部屋もどれ。」



いつもよりも、大人しくいうことをきく



この調子じゃ笹川さんはやめるであろう



元々男目当てだろうし



クロ「…いつからだ」



研磨「え」




クロ「あいつが…無理矢理笑ってたの」




俺が気づいたときにはもう



笑顔は笑顔じゃなかった



リエーフ「…丁度、俺たちが入部してからですよ。」



夜「お前知ってたのかよ」



リエーフ「違います。朝言ってたんすよ。私にとっては、今年から音駒のバレー部は廃部したと同じ存在だって。」



ずっと見てたのに



あの笑顔に騙されてしまってたんだ



それに


今回は




多分大半は俺のせい



「…もう…笑顔を…やめても…いい…ですかっ…」



って言ったときの



あの顔が忘れられない



研磨「…俺いってくるから…皆はここで待ってて」



クロ「いやお前、余計怒らすだろ」



研磨「うん、かもしれない」



おい！？とクロがいう



けど




研磨「俺が泣かせたから…俺が笑顔にしてあげたい」



それだけ言って俺はAが走っていった方向を目指して走る

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