音駒のマネちゃんは今日も涙を隠す

4,笑顔 ページ4

貴方「あー、やっぱここの方がましだね。」



研磨「山のなかだしね」



今日から夏合宿



「あー！研磨！」



元気よく駆け寄ってきた烏野の翔陽



貴方「翔陽、久しぶりー。相変わらず研磨大好きだね！」



研磨「その言い方、誤解を招くからやめて…」



え



普通に友達としての意味なんだけど？




影山「Aさん、ぅす…」



貴方「飛雄、おはよう。元気？」




影山「まぁまぁです。Aさんは、元気そうすね」




貴方「うん！元気！！」



そうやって、他校とのコミュニケーションをとっていたときだった



愛「夢崎先輩ばかり、ずるいですぅ！」



と私と研磨の間に割り込み



研磨の腕に絡み付く



ズキンってした



私は触れたこともないのに




愛「あっれぇー？先輩顔怖いですよぉ？？愛、なんかしましたかぁ？」



猫なで声もうざいったらありゃしない



私が研磨を好きなのも知ってるくせに



貴方「ごめん！ちょっと考え事してて！」



愛「…先輩、私の邪魔…しないでくださいね？」




私の耳元でそう呟いて再び研磨にくっつく




嫉妬でイライラする




でも




私が嫉妬する権利はない




だって




研磨の彼女でもなんでもないもの

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