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第54話 同じ気持ち ページ4
家についてから携帯をみると
研磨くんから
『俺も寂しいな』
って来てた。
わたしがあわてて返信すると
電話がかかってきた
貴女「も、もしもし？」
研磨「ん。」
ドキドキする
研磨「…会いたいな」
貴女「わたしも会いたい」
寂しいとか会いたいとか
そう思ってるのはわたしだけかと思ってた
だから、同じ気持ちなんだと思うと
凄く嬉しい
研磨「夏休み沢山会おうね」
貴女「！うん！！」
もう夏休み…かぁ
春高予選までも後少し
研磨「…春高、俺のこともちゃんと見ててね。」
貴女「え！？」
研磨「おやすみ」
と切られた電話
貴女「バカ…」
ほんと、
サラッと言っちゃうんだから
でも
春高にいくには
もっと強豪に勝たなければいけない
きっと研磨たちも焦ったりしてるよね
音駒は、追い詰められても決して焦らない
まぁ、あのリエーフ君？はまだ子猫だけど
それでも
きっと春高の時にはちゃんと大人に近づいてるんだろうなぁ
もし
ごみ捨て場の決戦が確定したら
きっと
今までにない、良い試合ができるんだろうな
そうおもうと
わたしの口許は自然に緩んでいた
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作者名：愛姫
| 作成日時：2020年2月17日 16時
