他校の君との恋物語【孤爪研磨】 (ページ5)

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第5話頼りかたページ5

練習試合も終わってしまって音駒の皆とはお別れ。

うっ、ここ階段長いな

手すりにしがみついて降りる

貴方「よっ…あ…！」

踏み外して落ちそうになって

目をつぶる

でも痛みはなかなか来なくて

目を開けると研磨君と

貴方「……鶏…」

研磨「え？」

貴方「わ、わ、！ごごごめんなさい…！その…えと…あ、ありがとう」

ペコッとすると鶏へあーの人が口を開ける

「俺は黒尾。クロってよんで。それから、俺の頭はね、ぐ、せ、な！」

貴方「うぅ…ごめんなさい」

クロ「…人見知りか？」

私はこくこくとうなずく

クロ「ふっ…またな」

とクロさんは階段を軽々とおりていった

そしてわたしは

手すりにしがみつく

研磨「…頼りなよ」

と私の腕を肩にまわして支えてくれた

貴方「あ、ありがとう…//」

うわ近い…

心臓がばくばくいってる

階段を降り終えて整列をする

やばいかも。

たってるだけでもいたい

貴方「…う…かい…さん」

う「どうした？」

貴方「ごめんなさい、立ってられないので座ってていいですか」

う「ん？あぁ！？お前なんだその怪我！」

大きな声で言われて注目を浴びる

研磨くんも心配そうに見てる

さっきよりも腫れてる

影山「うわ、めっちゃ腫れてる」

貴方「だ、大丈夫だから！ほら！整列整列！」

と影山くんを押して整列させる

貴方「っ…」

けんけんで、頑張って階段のとこにいって座る

はぁ、ついてない

「頼りなよ」

か

わかんないもん。頼りかたなんて

両親がいなくなってからずっと一人なんだもん

ズキズキと痛む足

さて

帰りどうしよう。人混みやだな