他校の君との恋物語【孤爪研磨】 (ページ34)

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第34話攻めるページ34

貴方「♪」

影山「機嫌いいな」

貴方「えへへ、見てみて！」

と見せたのは英語のテスト

影山「なっ！？満点！！！」

貴方「いっつも英語50点代だったのに、今回は満点！！勉強してよかったー！」

そして皆も

田中「赤点回避！！」

翔陽「俺も～！！」

影山「俺もだ」

貴方「よし！じゃあ皆で部活！！頑張ろうね！！」

部員「うす！！」

翔陽と飛雄の速攻も様になってきた

目を開けていても以前と変わらない早さ

でも目を開けることで、ブロックから逃げると言う技術も少しずつ付いてきてる

貴方「…翔陽、逃げるだけじゃだめだよ」

翔陽「うっ」

貴方「…攻めなきゃ」

私が笑顔で言うと

皆が背筋を凍らせた

う「おお…流石バレーの女王様」

影山「こえー…」

貴方「夏の練習試合まで、もう１ヶ月もない。翔陽と飛雄の速攻も様にはなってるよ。でも、それじゃまた同じだよ？」

たとえ好きな人が相手であろうが

まけるのは嫌だし

特に同じ負けかたをするのはね

貴方「逃げながら、攻めるの。蛍君、翔陽をひたすらブロックして」

月島「…わかった」

菅「なにするの？」

貴方「今の翔陽は、ブロックから回避することしか考えてないから。そこからどう攻めるかは、私が教えるより、自分で感覚を掴んだ方が早い」

澤村「さすがだな」

音駒に勝つには、まずはミスを減らすべき

貴方「ふふ、次の練習試合…うちのかちかな？」

私はそのあともひたすら翔陽に教えていた