他校の君との恋物語【孤爪研磨】

第29話 お風呂 ページ29

チャポンと湯船に浸かる


貴方「…ちゃんといる？」



研磨「ん」



自分でお願いしたけど



少し恥ずかしい



飛雄「……のぼせるなよ？」



貴方「大丈夫。怖いからそんな長く入らない」



普段は一時間くらい入ってよくしんでる



大好きなお風呂もゆっくりはいれないなんて



でもこの感じ懐かしいや



昔、お風呂が怖くて



でも、一緒にはいるのは嫌で



お父さんがよく前にいてくれてたっけ



貴方「……お父さん………」



小さく呟いた声は




儚くも消えた




ふと呼びたくなる



お父さんとお母さん






貴方「……元気…………かな」




なんて




捨てられたのに




気にするのは馬鹿だ




でもね





本当に大好きだったんだよ？









貴方「…あがるね」




そういうと二人はトイレに入った




いや、男子二人でトイレって…




私はフフっと笑ってしまった

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