他校の君との恋物語【孤爪研磨】 (ページ11)

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第11話落ち着くページ11

たったったっとリズミカルに研磨が階段を上がってきて

貴方「ひゃ！？」

私の目に保冷剤を当てられた

研磨「冷やしたほうがいいよ」

あれ、研磨くん寝癖

てことは寝てたの？

私が起こしちゃったのかな…

研磨「…横になってゲームしてたから、跡がついただけだよ」

貴方「ふぇ？」

思ってたことをいわれてへんな声が出た

研磨「顔に出てた。とりあえず立ってるのしんどいでしょ？部屋」

私をベッドまで支えてくれる

座ると目を冷やしてくれる

研磨「…寝れる？」

貴方「…んー…微妙」

だって、研磨くん近いしドキドキするし

でも

なんだろう

不思議と落ち着く

研磨「…寝れるまでここにいるから」

やっぱり。私が泣いてたのも知ってるよね

魘されてたのも聞いてたんだろうな

貴方「研磨くんは……優しい…ね」

眠たくなってきて、途切れ途切れになる

研磨「…そんなことないよ……」

貴方「…ふふ…研磨くんは…やさ…し…………」

話してる途中で寝落ちしてしまった

でもね

完全に夢の中に落ちる前にねちゃんと聞こえた

研磨くんが優しく私に

研磨「おやすみ」

って言ってくれたの