第45話 穴の先は ページ46
殿内「聞きたいことがある。穴はどこに通じてる?」
櫻野「どこにでも。通るものの頭にある程度具体的な行き先のイメージがあればどこにでも通じる。」
と穴の場所について立ち止まる。
貴方「使われてない音楽室…」
秀先輩が鍵をさしまわすとそこからあなができた
櫻野「いそいで。この穴が開いてるのは30秒くらいだ。それとA、これを。殿内からだ。無理はするな。」
貴方「…気づいてたんだ。ありがとう。行ってきます。」
私たちは穴の中へとおちていった。
目が覚めると知らない場所だった
貴方「ルー君起きておきて棗くんも」
みんな目を覚まし辺りを見回す
貴方「…Zの奴らはここからどう進んだのかしら?動物たち、見たのは見たけど記憶が曖昧ね」
棗「…お前のアリス知られてんだろ。だったら万が一に備えて対策はしてるだろうよ」
ルカ「とりあえずすすもう。」
貴方「…こっちよ」
私と棗くんが先頭で進んでいくと怪しい森がでてくる
蜜柑「ひぇぇぇぇ!!食べられるぅぅ!」
振り向くと人くい植物?が蜜柑ちゃんを襲っていた
貴方「蜜柑ちゃん!?」
私は鎌鼬で蔓を気って助ける
貴方「蜜柑ちゃんは常に誰かのそばにいて。いい、ここは油断禁物よ。いつもみたいに私も動けないから」
蜜柑「ごめん……あれ?Aちゃん何か顔赤くない?」
貴方「き、急に動いたからだよ。行こう。時間がない」
棗「無理するなよ。」
貴方「ありがとう。」
しばらく進んでいく
どれ程あるいたか
貴方「なんか石像が多い…」
棗「…………まさか」
棗くんが私をチラッとみる
貴方「…アリスを転移…そうよ。植物にアリスを転移させることもできる。てことは、皆、走って!!」
予想通り、メデューサのアリスが木から発せられる。
貴方「止まらないで走るのよ!」
結界を使えばいいんだけど
こんなことで無駄に使えない
そこもなんとか通り抜け私たちはまた歩き始めていた
そんなときだった
貴方「…よくよく考えればもっと早くに気づいたかもしれない」
ルカ「え?」
貴方「…動物たち、さっきからこの辺では見かけないものばかり持っている。つまり、穴よ。穴から持ってきてるのよ。ここら辺にあるものすべてどこかと繋がってたのよ」
翼「なるほど、俺らはとんだ空回りをしてたわけだ」
とりあえず暗くなってきたから私達は休むことにした
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作者名:愛姫 | 作成日時:2019年10月20日 0時