第35話 委員長復帰 ページ36
暫くしてから教室のドアが開き
セリーナ全生と委員長が入ってきた
「アリス戻ったの?」
みんながかけよる
飛田「ううん、残念ながら…みんな心配かけてごめんね」
元気のない飛田君
貴方「…」
飛田「Aちゃん、そんな顔しないで。一応調査や一通りの検査も終わってウィルスの可能性はまずないってなって一旦戻ってこれたんだ。アリスが失くなった原因はまだ…分からないみたいなんだけど…」
泣きそうな私に微笑む飛田君
飛田「このアリスの紛失は特殊なケースで、もしかしたらアリスが戻るかもしれないから、アリスがない状態でも、学園で今まで通り生活できることになったんだ。」
貴方「……飛田くん、何か心当たりは?顔とか、性別とか。」
飛田「心当たりは…あるんじゃないかな…」
貴方「!」
飛田「僕…アリスを失う前後の行動を聞かれたり、記憶を操るアリスの人に記憶を覗かれたりしたけど、学園の人達…僕が学園に帰ってくる直前にあった女の人に、何だか目星をつけている感じだった」
女の人…?
胸騒ぎがする
飛田「なんでだか、僕その女の人にあったときの記憶が曖昧で…はっきりとは聞こえなかったけど、その女の人は他人のアリスを盗むアリスで、僕はその能力でアリスを盗まれた可能性が高いって」
貴方「…アリスを…盗む…アリス…?」
ルカ「?A…?」
まさか……
飛田「その女の人はZっていう組織のひとみたいで…」
その言葉で私は言葉を完全に失った
Zの組織でアリスを盗むアリスをもっているのなんて一人しかいない…
信じたくないけど…
貴方「っ…」
私はその場にいたくなくて、教室から飛び出した
蜜柑「Aちゃん!?」
それに続き、棗もルカも教室から出る。
貴方「うそよ……ゆかさん…」
ゆかさんが、そんなことするはずない
棗「A!」
大きな声で呼ばれ、私は二人に気づいて立ち止まる
ルカ「ハァハァ…ど、どうしたの……ハァハァ」
棗「ここでは、平常心を保て。」
貴方「………だって…私……」
その時、緊急サイレンがなり校内に響き渡った
これが、悲劇の始まりの合図だった
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作者名:愛姫 | 作成日時:2019年10月20日 0時