【学園アリス】金髪美少年と白猫 (ページ30)

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第29話気まずいページ30

あれから、数時間たち

るーくんたちとは会うこともなく

私はドレスに着替えて蛍と一緒にいた

蛍「Aのドレス、皆とすこし違うのね？」

貴方「あー、私もよくわかんないんだけど可愛いから良いや」

と、蛍と黙々とたべる

蛍「…乃木くんとは会わなくていいの？」

そうきかれ、ビクッとしてしまう

多分蛍は気付いてる

蛍「大丈夫よ。誰にも言わないし。」

貴方「ありがとう。気まずいんだよね。さっき、目の前であんなことしちゃったし。きっと幻滅されたよ。」

私は俯く

蛍「…それは無いと思うけど。だってほら」

指差す方向をみるとルー君と目があった

心配した顔で駆け寄ってくる。

蛍「彼は、あんなことで嫌いになら無いわよ。もっと時分に自信もちなさいよ？」

と蛍は席をはずす。

貴方「ルー君…」

ルカ「バカ！心配したんだからな。棗とずっと探し回って見つからないし。」

初めて怒られてしゅんとする

ルカ「でも…俺も悪いよな。あの時たすけてあげられなくてごめん。下手にてを出せば、余計に言われちゃうんじゃないかって」

貴方「ううん、わかってた。助けてくれないのはルー君と棗くんの優しさって。」

そういうとホッとしたように微笑んでくれた

貴方「私こそ。あんなの見せてごめんね。アリス使うつもりなんてなかったの。」

ルカ「大丈夫。俺も棗も分かってるから。」

貴方「うん…」

まだシュンとするわたしの顔をあげて、ニコッとするルー君

ルカ「ほら！今日は後夜祭だよ？仮面つけてれば周りにばれることなんてないし！ね！」

と私に仮面を渡してくれる。

どこまでもやさしい

貴方「ありがとう」

私の笑顔を作れるのはやっぱり、ルー君しかいない。