【学園アリス】金髪美少年と白猫 (ページ21)

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第20話偽りの笑顔ページ21

ルカside

Aが部屋に戻ってから棗の部屋に俺は来ていた。

棗「あんな笑顔はじめてみた」

ルカ「あれは、流石に俺らでもわかる。」

棗「…お前にしかあいつのことは笑顔にできねぇ」

俺は首をかしげる

棗「お前、惚れてんだろ。好きなんだろ」

ルカ「なっ」

棗「惚れてんなら、あいつの笑顔を守ってやれ。俺は俺のやり方で守る」

棗はそう微笑んだ

ルカ「でも、俺なんかが…」

棗「…お前気づいてねぇのか。」

ルカ「？」

棗「あいつを笑顔に出きるのはお前だけだ。俺や、クラスの奴らじゃ駄目なんだよ、お前しか」

そういった棗の顔は少し悲しそうだった

そしてわかった

俺にしかできない理由

ルカ「…棗ありがとう。押してくれて。俺いってくるよ、そして棗の分まで俺があいつを笑顔にする。約束！」

そう言えば棗は微笑んでくれた

昔から棗は俺を押してくれる

支えてくれる

棗「行ってこい。この時間ならまだ起きてるだろ」

いまは８時半

ギリギリ消灯時間までも時間がある

俺は急いで棗の部屋を飛び出した