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第16話 隠し事の真実 ページ17

その夜


棗くんの部屋で過ごすのは今日で最後


だからその機会に私は話すことにした


貴方「ルカくん、ごめんなさい。私はここへきてずっと任務をしていたわ。嘘ついてごめんなさい」


ルカ「謝らないで。話してくれたんだ。それでいいよ」


と優しくそういってくれた


貴方「ありがとう」


ルカ「でも、1つだけ三人の約束」


貴方「?」


ルカ「絶対に無理はしないと。」


そういったルカ君の目は真剣で


私と棗くんは思わず頷いた


ルカ「よし!じゃあ三人でお泊まりも今日で最後だし楽しもうよ!」


貴方「珍しい」


棗「いつもは、大人しいのにな」


ルカ「たまにはいいだろ?昔に戻ったみたいで」


昔…


昔の私はただただ無邪気で


闇なんて知らなくて


そう。蜜柑ちゃんみたいな子だった


貴方「ふふ、そうね。私も今日は沢山はしゃごう!」


とベッドへダイブすると


ベッドに座っていたルーくんが飛んでいきました←


ルカ「いてて…」


わたしはこらえきれず爆笑した


だって、私の体重で飛んでいくなんて


貴方「あはは!だめ…ふふ…ふはははは…」


笑いが止まらずわたしはお腹を押さえる


ルカ「え、そんな笑う!?痛かったんだけど!?」


棗「たしかに今のは予想外だったな」


と笑う棗くん


貴方「ルーくん軽すぎなんじゃない?」


ルカ「な!もう!二人とも笑いすぎだ!」


と私と棗くんにむかって突進


みんなでベッドにたおれる


貴方「ふふ、ルーくん子供みたいね」


ルカ「まだ子供だけど!?」


棗「ぷっ」


ルカ「棗!?」


また皆で笑う


たのしい


毎日がこうだったら良いのに


貴方「しあわせ…」



わたしは笑い疲れてそのまま寝落ちた


暖かい空間



暖かい時間


しあわせすぎる


ルカ「あれ、寝ちゃったね」


棗「一番笑ってたからな」


ルカ「うん、でもよかった。あんな笑顔はじめ
てみたよ」


という嬉しそうに話す二人の会話をしらず


わたしは夢の中へと落ちていった

第17話 自分の部屋→←第15話 アリスドッジ



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作者名:愛姫 | 作成日時:2019年10月20日 0時

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