6話 悪夢 ページ7
真っ暗闇の中に私はポツンといた
そして目の前には血まみれで倒れている両親と兄妹
なにこれ?
どうして、私の手が真っ赤なの?
どうして皆倒れているの?
貴方『ま…ま…?…ぱ…ぱ?……お兄…ちゃん…?お姉……ちゃん…?』
私は揺らしてみるが起きる気配がない
私がしたの…?
私のアリスで?
やだ
ちがう
ちがう
貴方「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
目を開けると棗くんの部屋で、目の前には驚いた顔をする棗くんがいた
わたしは棗くんをみてホッとしたら、涙が出てきた
棗「おい、どうしたんだ」
優しく抱き締めてくれる。
優しい温もりと香り
貴方「たまに…怖い夢を見るの…私の過去の…もう忘れたいのに…こわい…こわいよ…」
恐怖に負けて泣きじゃくる私
震える体をしっかりと包んでくれる棗くん
棗「その夢の内容は聞いていいか?」
貴方「…私が…両親を……家族を……」
震えてその先が言えなかった
棗くんは分かってくれたのか「もういい」と言ってくれた
落ち着く
けど少しドキドキする
怖い夢を見たから?
ううん、このドキドキは
棗君にだ
棗「寝れそうか?」
貴方「………少し…もう少しだけお話してたい」
そういうと棗くんは微笑んでくれた
教室ではクールでほぼ無口な感じがしたけど…
こんな優しい顔もするんだ
貴方「棗君のアリスはなに?」
棗「炎。」
貴方「へー!炎かぁ。私も出せるよ」
と両手を添えて鳥の形の炎を出した
アリスのレベルが高ければ形の変わったものを出すこともできる
私の場合は命を縮めてしまうから長時間はできないけど
棗「こんなこともできるのか」
貴方「うん!でもね、私がアリスを続けて使用してもいいのは長くて二時間だけ。だから一日トータル二時間以上使い続けたりするのは駄目なんだあ。もっと遊びたいんだけど」
棗「寿命を縮めるタイプか」
貴方「そうだよ。棗君と同じ!」
そういうと驚いた顔をする
貴方「ふふ、私は万能のアリス。棗君の今の心読んだの!」
そう言えば溜め息をつかれた
棗「寝るぞ。」
貴方「はーい」
私たちは布団にもぐって眠りに落ちた
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愛姫(プロフ) - カフェ猫さん» 学園アリスいいですよねー!わたしも何度も読み直してます(σ*´∀`)ありがとうございます!! (2019年10月3日 6時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 私も学園アリスが大好きで最近また漫画を一から読み直しております!面白いし感動しますよね!!更新頑張ってください♪ (2019年10月2日 23時) (レス) id: b3003ce2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛姫 | 作成日時:2019年8月20日 17時