30話 怖い ページ31
部屋へと戻った私は布団のなかでくるまっていた
そこへコンコンとノックがされ誰か入ってくる
「Aちゃん…」
貴方「杏樹先生？」
布団から出てみると杏樹先生が部屋にいた
鳴海「棗くんに頼まれてきたんだ。」
貴方「え」
鳴海「俺が言ってもきっと本音を出してくれないからって」
貴方「…」
鳴海「大丈夫。僕もできる限りのことはする。」
私は俯く
何ができるのよ
私はなにも抵抗できない。
ただただ“強がり”を演技して耐えなくちゃならない
貴方「友達をとられた次は恋人かもしれない…そのつぎは先生かもしれない」
ポツンポツンっと少しずつはなす
貴方「私の居場所なんて無くなるかもしんない。
また…またあんな暗闇に…」
震える手を杏樹先生が握った
貴方「こわ…いよ…せんせ…」
私は小さい子のように泣き叫んだ
それを辛そうな顔で抱きしめてくれた
ドアのそとでは棗とルカが辛そうな顔をしていたのはしらない
貴方「私が…何したって…いうのよ…！やだよぉ…もう生きるのやだ…」
私の口に人差し指をおいた鳴海先生
鳴海「Aちゃん、それは言わないで。きっと僕が何とかするから。表では下手に動けないけれど、信じて。僕を。棗くんを。今井さんや乃木くんのことも」
と外から、蛍や棗にるかが入ってきた
鳴海「君は、一人じゃない。だから今は辛いだろうけど、僕たちが全力で守るから。」
蛍「私たちを信じて。」
貴方「………」
私は俯く
だって月のアリスは
信じても、簡単にとられちゃう
席だって
クラスでも棗にベッタリだし
貴方「出てって」
自然と出た言葉はそれだった。
“でしゃばらないこと。だまること”
この人たちが居たら、きっとそんなの無理。
私のみを守るため
みかんちゃんを守るため
それに今は皆といる方が辛い
だから
貴方「おねがい、出てって！」
と氷のアリスを使う
少し使うつもりが
部屋がどんどん凍る
揚げ句のはて、他のアリスまで出てしまった
貴方「やだ…なにこれ…勝手に…」
鳴海「まずい！Aちゃん、落ち着くんだ！そのままアリスを使えば、寿命にも影響してしまう！」
そんなこといわれたって
とまらない
だれか
たすけて
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愛姫(プロフ) - カフェ猫さん» 学園アリスいいですよねー！わたしも何度も読み直してます(σ*´∀｀)ありがとうございます！！ (2019年10月3日 6時) (
レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 私も学園アリスが大好きで最近また漫画を一から読み直しております！面白いし感動しますよね！！更新頑張ってください♪ (2019年10月2日 23時) (レス) id: b3003ce2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛姫
| 作成日時：2019年8月20日 17時
