24話 決心 ページ25
部屋へ戻ると棗とルカがいた
貴方「…もしかして、聞いてた?」
二人のかおを見ればわかる
ルカ「ごめん、盗み聞きするつもりはなかったんだけど」
棗「…俺らは、お前から離れねぇからな。」
貴方「…ありがとう。二人以外の人とは関わりを控えようと思うの」
ルカ「Aはそれで大丈夫なの?」
棗「あいつらを突き放すの、辛くねぇのかよ。お前に耐えられるのか」
貴方「…他の子達を闇へと招いてしまうことの方が私にとっては辛い。だから…お願い。いまは静かに見守ってて」
ルカ「…棗…」
棗とルカは見つめあいうなずく
そしてわたしの方へ向いて笑顔で手をさしのばしてくれた
私は笑顔で二人に抱きつく
貴方「ありがとう!」
棗「ああ、」
るか「俺らは側にいるから!いつでも頼れよ」
貴方「うん!もちろん!」
 ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
翌朝
ガチャと私は教室に入り席へとつく
いつものように、蜜柑ちゃんや皆が挨拶してきてくれるけど私は冷たく返す
蜜柑「…なんか今日つめたない?なんかあったん?」
貴方「…別に」
スミレ「いつもと全然態度が違うじゃない」
貴方「…ウザいのよ」
わたしのいつもより低い声に皆の顔色が変わる
貴方「私は貴方たちがずっと嫌いだった。だからもう関わらないで?(ごめんなさい…)」
蜜柑「なんや!そんな言い方!うちらはAちゃんのこと友達やと思ってたのに!!」
蛍「落ち着きなさい。蜜柑。」
貴方「友達?私は貴方たちをそう思ったことなんか無かった。」
蜜柑「なんやと!?」
蛍「落ち着け蜜柑。A、それは本心なの
?」
蛍が私の目を見て訪ねてきて私は少し悲しいかおをしてしまうが、それも一瞬
貴方「…本心よ。今後一切私に関わらないで。」
私は皆を睨み付ける
蜜柑「Aちゃんが、そんな奴やと思わんかった」
皆が私のところから離れていく
けれど一人だけ離れなかった
蛍
貴方「……皆と一緒に離れなよ」
蛍「…私には嘘はつけないわよ?A、私は待ってるわ。話してくれることを」
それだけ言い残し席へと戻った
どうして
どうしてそんな優しい言葉を
棗「おい、ここでなくなよ。いま泣いたら全部パーになるぞ。」
貴方「う…ん…」
私は涙をこらえて棗の肩に頭を預ける
ルカ「…頑張ったね…」
棗「おつかれ…」
と二人は小声で励ましてくれた
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愛姫(プロフ) - カフェ猫さん» 学園アリスいいですよねー!わたしも何度も読み直してます(σ*´∀`)ありがとうございます!! (2019年10月3日 6時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 私も学園アリスが大好きで最近また漫画を一から読み直しております!面白いし感動しますよね!!更新頑張ってください♪ (2019年10月2日 23時) (レス) id: b3003ce2af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛姫 | 作成日時:2019年8月20日 17時