【学園アリス】私の初恋は…

21話 前期試験 ページ22

今日から前期試験突入です。


私はテスト勉強はしません。


この学園では試験で１位をとれば、里帰りができるけど私には関係ないから。


クラスの人達も諦めている子達が多い


だけど、一人だけ…蜜柑ちゃんだけは違った



蜜柑「うちは、じーちゃんにあいたんや！だから諦めへん！」


蜜柑ちゃんの学力はかなり下だと思う


だけど、諦めないで頑張ろうとしてる姿


カッコいい


貴方「蜜柑ちゃん、凄いよね」


飛田「蜜柑ちゃんはどんどんこのクラスを変えてくれる。今だってほら、勉強あきらめてた子達まで」


次々と皆が勉強をし始める


貴方「私には眩しすぎる存在。。蜜柑ちゃんはこのクラスの太陽だね！」


飛田「そうだね！でもAちゃんもだよ！このクラスの癒しの存在って言われてるんだよ？」


貴方「え、そうなの？私あまり他の人と関わらないし…飛田くんは話しやすいからこうやってはなせるけど。。」


飛田「皆、Aちゃんが心を開いてくれるのを待ってるよ！」


と飛田くんは蜜柑ちゃんのところへ行ってしまう


貴方「……」


わたしは皆の癒しの存在に慣れるほど綺麗じゃない


皆は知らないから


私の汚れた手を


私の偽りの笑顔しか知らないから


考え込んでいると気づけば棗くんが皆に囲まれていた


勉強…か


るかくんは、着いていけてないのか棗くんから珍しく離れていた


貴方「るかくん…あの…」


一人になるのが寂しかったわたしはるかくんのところへいく


ルカ「Aもついていけない？」


貴方「…うん…」


ルカ「俺もだよ。遊ぶ？」


とトランプを出してきた


貴方「トランプ！私トランプ好きなの！！」


とはしゃぐ


貴方「えへへ♪」


それから皆の勉強が終わるまで私達はトランプをした


真剣衰弱


ババ抜き


ウサギさんもいっしょに、大富豪


スピードと沢山した


そしてるかくんとも仲良くなれた


気づけば人見知りなんてしてなくて


ひたすら楽しんでいた


貴方「あ、るかくんは勉強しなくて大丈夫だった？その…巻き込んじゃってごめんね？」


ルカ「ううん、俺も寂しかったからありがとう」


とニコッとしてくれた


貴方「ふふ、」


楽しい


だけど今日は棗くんとあまり話せなかったなぁ

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