story10 ページ10
どれだけ車を走らせただろ。
気づけばもう東京からは出てしまっていた
どこに向かおうか。
九州らへんまで行こうかな
その前に車を変えなきゃ
私だってわからないように髪も黒に染めよう
春千夜とおそろいのピンクがメッシュで入ってたブラウンの髪気に入ってたんだけどな
さっきから着信音が鳴り止まない
春千夜なんてメールもたくさん送ってきてる
貴方「……私が居なくても……大丈夫なくせに」
何日が経てば私のことなんて忘れるんでしょ?
女なんか沢山いるもんね
貴方「あの黒の車下さい。現金で今払うから。この車は、処分して。」
見かけた車屋さんで普通車を購入
蘭ちゃんたちは多分色んな手で探してくる
でも私だってハッカーで、反社の世界にもなれた人間
逃げ続けてやる
貴方「…あの、もしピンクのかみで三途って人がここに来たらこれ、私といてもらえませんか」
春千夜から貰ったさいごのぷれぜんと
二十歳の誕生日に貰ったお揃いのピアス
彼はもうつけていない
だから私ももういいんだ
店員「…分かりました。お名前をお聞きしても?」
貴方「…名前なんて言わなくてもわかると思う。じゃあ…よろしくね」
また車を飛ばす
ねぇ春千夜
きっと私はあんたを諦められない
ずっと好きでいるかも
なんて
逃げ出しといて馬鹿だよね
173人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月宮莉夢 - 最後の方ハラハラしたけど、ハピエンで終わってよかったです〜〜!! (2022年6月8日 22時) (レス) @page19 id: b5f61b261d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛姫 | 作成日時:2022年3月23日 0時