story16 ページ16
クリスマス休暇が近づき、生徒たちは帰省準備をする人たちばかりで城内が騒がしい。それを羨ましそうに見る私。
今回の休暇は私は帰らないことにした。
なんとなく両親と顔を合わせづらいし、何言われるか不安だから。
ホワイト家は代々スリザリン寮と決められていた。
何故だか私にはあまり理解できないけど、家柄とか純血とかそういう理由だった気がする。
「寂しそうだな」
貴方「…マルフォイ君」
ドラコ「そろそろ名前で呼び合わないか？僕達友達だし」
貴方「…ど……ドラコ…君？」
満足そうに微笑む彼を何故だか見ていられなくて視線を窓から見える景色に逸らした。
……名前を呼ぶのってこんなに緊張したっけ？
ドラコ「ふは、照れてるのか？」
貴方「っ……」
くしゃくしゃと私の頭を少し乱暴に撫でるドラコ君。
それさえも嬉しく感じる私はどうかしてるかもしれない。
ドラコ「改めて宜しく、A」
貴方「っ〜……よ、宜しく…」
名前を呼び合うことにしただけなのに凄く疲労を感じるのはどうしてだろう。ハリー達とは緊張なんてしなかったのに。
ドラコ「休暇は帰らないのか？」
貴方「あー…うん……ちょっと会いたくなくて」
ドラコ「スリザリンじゃなかったから…か？」
当てられてしまい、驚いて返事を返せず固まる私を見て、また優しく微笑むドラコ君。
ドラコ「君がどうしたいかだろ。君は僕と違って意思を強く持ってる。」
そうドラコくんは少し悲しそうに微笑んだ。
その顔を私は忘れられなかった。
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愛姫(プロフ) - 黒猫あいすさん» ありがとうございます💕🥺 (2月27日 23時) (
レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫あいす - うわぁあ物凄くどタイプな小説です！！やっぱりドラコは尊いですな。これからも進行頑張ってください！無理はしないでくださいね！ (2月27日 20時) (レス) @page25 id: 0c670390f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛姫
| 作成日時：2024年1月31日 8時
