検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:420 hit

story07 ページ7

翌朝
結局眠ることができず朝を迎えた私の体調は最悪。




でも心は軽い。





夏夜「A様、お客様です」




こんな朝早くから?





貴方「通して」





え、驚瀾?!
こんな朝早くに?しかも公主の部屋に。





あまり出歩いてるのすら見かけないのに






貴方「どうしたの?なにかあった?」




ふらつく体で駆け寄ればすぐに支えられる。





驚瀾「心配でお見舞いに来たんです。ほら、無理せずベッドにお戻り下さい。」





貴方「わ……」




軽々しく横抱きにして私をベッドにおろす驚瀾。

ちゃんと男なんだとじっかんする。






貴方「これぐらい大丈夫なのに」




驚瀾「結局一睡もしてないんでしょう?」




バレてる。

でもいっか。




今まで本当は苦しかった。

私のこの心の病を誰にも打ち明けられなくて





眠れない日でもバレないように必死に生きてきた。




夏夜以外に
こんなふうに誰かに心配してもらったことなんて無い。





貴方「じゃあ…今日は側にいてよ…」




驚瀾「!……良いですよ。」




夏夜「ふふ、では私は驚瀾様の護衛の方に伝えて、誰も通さぬよう見張っておきますね」





貴方「…夏夜…」





フラフラの体を無理やり起こして夏夜に甘えるように抱きつく。




不調な時はまた悪夢を見る。
近くにいてほしい




夏夜「大丈夫ですよ。何かあればすぐに駆けつけます。驚瀾様もお側にいます」





それでも離れない私を抱きしめて背中をリズムよくトントンしてくれる。




夏夜「夏夜はいつでもお側にいます。安心してお眠り下さい」





貴方「…は………は……上………」






私の意識は一瞬で飛んだ。

story08→←story06



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愛姫 | 作成日時:2023年12月6日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。