花のような恋【賢者の石偏】 (ページ18)

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貴方「……ハリー・ポッター。貴方で合っているかしら」

ハリー「…そうだけど…」

こんな普通の少年があのお方と戦える？
立ち向かえる？

貴方「話がある。そのお二人を置いて来ていただけるかしら」

ロン「なんだよ、偉そうに！話があるならここで言えばいいだろ。スリザリンのお姫様」

スリザリンのお姫様？私が？

馬鹿みたい。

セブルス教授との噂が薄まったと思えば次はそんな事いってるの？

貴方「………お姫様……ね。私には相応しくないあだなね。ウィーズリーくん。」

小さい頃呼ばれてたっけ。
闇のお姫様なんて。

あのお方と結婚するとか勝手に決められて
つけられたあだな。

貴方「…とりあえず、ポッター君かりるから。」

強引にハリー・ポッターの腕を掴んで
誰もいない空き教室に連れ込む。

念のため防音まほうをかける。

貴方「単刀直入に言うわ。貴方は…どこまでここの闇に触れているのかしら」

心当たりがあるのか一瞬目をそらした。

知らなければいけない。

貴方「私と貴方の目的は同じ。」

ハリー「…ヴォルデモートのことを知っているのか」

貴方「ええ。ころしたいほどに憎んでいる相手です。」

大きく見開かれた目。
普段おとなしい印象の私が今はこんなにも怒りをあらわにしている。

貴方「私は貴方を試しに来たの。でも……できないみたい。セブルス“先生”がお迎えに来ちゃった」

ドアのとこにお怒りの様子なセブルス教授。

私の監視係……ダンブルドア先生は考えたなぁ。