私だけを見て【三途春千夜】 (ページ4)

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貴方「ふぁ…こんな夜中に……どうしたの…？」

蘭さんたちに家まで送ってもらって
寝る準備をしていたときだった。

インターホンが鳴り出てみれば春くんが居た。

仕事帰りだからか少し疲れた顔をしてる。

三途「今日はここ泊まる」

これもよくあること。
泊まって私は抱きまくらにされるだけ。

何も起こらない。

貴方「私、もう寝るだけだからお風呂とか済ましてきていいよ」

三途「わかった」

春くんがお風呂に入るのを見送り

ベッドに大の字で倒れる。

時刻は深夜2時。
明日は仕事休みで良かった。

彼が泊まった次の日は情緒が安定しない。

私が他の子よりも特別じゃないのが分かるから。

今日も香水の匂いしてたなぁ。

私と合う前に違う女の子と会ってたんだ。

まぁ私も蘭さんたちとあったりしてたし

てか、そもそも私が口出しできることじゃない。

三途「んな格好してたら、襲うぞ」

貴方「襲わないくせに〜。春君が私の身体に興味ないの知ってるよ」

三途「興味ないとは言ってねぇぞ。」

言わなくてもわかる。

だって今日で君と出会って一年。

一度も事故すら起きなかった関係。

期待なんてしたくないの。