story12 ページ12
一ヶ月もすれば環境にも仕事にも慣れた
人間ってすごいよね
貴女「くっさ……ねぇ、くさいよ蘭」
蘭「今日相手した女の香水♡ヤキモチ焼いた?」
貴女「焼かない。興味ない。」
蘭のこういうジョークにも慣れた
香水の匂いだって
ハニトラの話だって
慣れたはずなのに
三途「あー、くそ。あの糞女の匂いがとれねぇ!」
あいつが他の女の匂いつけてくるのだけはなれなかった
恋なんてしたくない
そんな気持ちはあるのに
私はあの人を見てしまってる
私の好きなピンク色
でも好きになれないピンク色
貴女「………私ってやっぱ地味かな…」
蘭「は?」
竜胆「え」
同じ顔をして驚かないでよ
皆おしゃれだけど
私はあのときの姿のまま変わらない
服も蘭が買ってくれたものがあるけど
どれもおしゃれすぎて
私がきるんじゃなくて
服に着られてるみたい
蘭「イメチェンしたいんなら、オススメの美容院教えてやんぞ?」
貴女「…行きたい」
べつに恋とかそんなもののためじゃない
ただ、いつ死ぬかもわからないこの世界に来ちゃったから
少し楽しみたくなっただけ
せっかく買ってもらったやつを着たいだけ
竜胆「…………ふーん」
それだけ
207人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご丸 - 続き気になります、、! (9月2日 17時) (レス) @page35 id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛姫 | 作成日時:2023年3月14日 20時