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story27 ページ27

ふと目が覚める

外は少し明るくなってきていた





隣を見れば灰谷兄弟が仲良く寝てる
こうしてみると普通の仲良い兄弟なのに







貴女「……血…止まってる…」






包帯には血が滲んでなかった
それをみて心底ホッとした私





怖かった

すごく凄くこわかった






気づかないうちにこんなに大切になってた

好きになってた





でもそれを認めてしまうのがまだ怖い







春千夜「ん……っ」






貴女「!起きた?大丈夫?痛い?!ど、どうしよう。何したらいい?」




今まで誰かに手を差し伸べたことなんてなかった
心から大切だと思える人ができなかった






だからどうしていいかわからない

私なんかが何ができるの?





この汚い手で…





三途「…泣いてんのか…」




やさしい手が私の涙を拭う

泣きたいわけじゃないのに





涙はまたどんどん溢れてくる






三途「どうした…お前がそんな泣くなんて…珍しいじゃねぇか。」





貴女「っ…生きてて…よかった……こわかった…」





三途「!………はは、こんぐれぇで死なねぇよ。」





貴女「うっ…ふぇ…うぅぅ」






人のために泣いたのなんて初めて

こんなに止まらない涙しらない










怖くてたまらなかった

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いちご丸 - 続き気になります、、! (9月2日 17時) (レス) @page35 id: 7e45dba670 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛姫 | 作成日時:2023年3月14日 20時

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