私だけの優しい王様【影山飛雄】 (ページ6)

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貴方「あれ………」

練習試合場所に到着。

私達が恐れていた及川徹の姿はない。

でもあの時あの場にいたメンバー

国見と金田一、岩泉がいる。

あまり関わりたくもない。
私のこと忘れていて欲しい。

清水「Aちゃん、影山から聞いた。何かあったら遠慮なく言ってね。」

貴方「！……ご迷惑おかけします…」

清水「いいのよ！気にしないで！」

大丈夫。きっと大丈夫。

飛雄も思ったより凄く落ち着いてる。

翔陽君はガッチガチだけど…

貴方「私、記録とかしますね」

清水「ありがとう。相手のドリンクは私がするから安心してね」

皆の優しい気遣いに泣きそうになる。
なにより飛雄が事前に話していてくれたことが嬉しい。

私のために、らしくないことしちゃって。

貴方「飛雄！」

飛雄「？どうした。もう始まるぞ」

貴方「ありがとう！！頑張れ！！」

飛雄「………おう…」←顔真っ赤

見慣れない飛雄の反応に先輩達が誂う。
満更でもなさそうな飛雄。

私も頑張らなきゃ

貴方「よし、もう大丈夫です」

清水「ふふ、良かった」

飛雄ももうあのときの飛雄じゃない

それを証明したい。