君の隣【乃木ルカ】 (ページ39)

今日:17 hit、昨日:4 hit、合計:27,085 hit

story39 ページ39

貴方「私の……大切な人たちを…これ以上傷つけないでっ」

鋭く尖った氷柱を地面から出し、壁を作り上げる。
通れば上からも氷柱が降る

攻撃ばかりでは私の身が持たないから。

　

　
「そんなもの……私のアリスには無意味……」

ルカ「うっ……」

棗「っ……」

棗とルカの体の一部が石にされてしまう。
守りたいのに

力が足りないっ

いっそのこと…

貴方「っ…うっ……ゲホゲホっ」

「おやまぁ、一番力のある貴方も限界が来ましたか…では……うっ？！」

私が倒れ込むと同時に苦しそうに声が聞こえた。

見てみると安積さんがボスを刺し、その血をなめろと回っていた。

安積由香。
私の任務の目的である人物。

本当は捉えて学園に渡さなきゃいけない。

でもこの人何となく蜜柑に似てるからやりづらくて

今は目を背けることにした

「A……なの？」

貴方「………気安く名前を呼ばないでよ。意気地なしっ。」

私に手を伸ばしてきた女の人の手を振り払う。
多分この人は私の母親…

親友とは柚香さんのことだったんだ。

貴方「…ずっと会いたかった。でも…会わない方が良かった」

母「っ……」

静かに涙を流す私をつらそうに見つめるお母さん。

ほんとうはあって抱きしめてほしかった

私だと気付いてたなら、ちょっとはボスに反抗してほしかった。

安積柚香さんのように。

ルカ「…A…そろそろ行こう。」

貴方「…さようなら…お母さんっ」

ルカ「えっ…？」

その場から早くさりたくて私は、ルカをつれて瞬間移動で学園に戻る。

その後すぐに棗達も穴を使って学園にワープして無事私達は生還した。