君の隣【乃木ルカ】 (ページ38)

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暫く戦闘が続き、棗も息切れし私も傷だらけで限界が来ていた。それでも蜜柑達だけは守りたくて必死に抵抗してたが

「志貴君、安積君。子供相手にいつまで手こずってるつもりですか。」

その言葉が聞こえてすぐ、瞬間移動で男がみかんを捉えた。ほんとに一瞬の出来事だった。

貴方「蜜柑っ？！くっ……」

攻撃しようとするが足を鋭い氷で切られ崩れてしまう。
蜜柑はZに渡してはいけない。

何があっても絶対に。

「子供はやはりバカですねぇ。君達にとって無効化は、私のアリスを防いでくれる唯一のガードだったのに」

翼「…っ」

貴方「翼先輩…っ…やめて…！」

なんとか水のアリスを出すが、虚しくも跳ね返されてしまう。

なんとかしないと、このままじゃみんな石にされちゃうっ

「聞きわけのない子供相手を説得するのはどうも苦手でね」

貴方「うっとおしいなぁっ…」

私に似た女の人に言霊のアリスを使い動きを静止する。
翼先輩がこれ以上やられないように先輩に結界を張る。

「ふふ、やりますねぇ。。。安積君、折角君がいることだし…
彼らを説得して組織Zに送るなど面倒な事はこの際ナシにして、彼らの能力のみを頂くことにしましょう」

「その方が黒ネコ君にとっても楽な道でしょう」

どうして！どうして棗は逃げようとしないの？

貴方「っ、棗！！！馬鹿っ」

バリバリッ

雷を落として棗から安積さんを遠ざける。

足元がふらつく

けど、もう少し

もう少し耐えるのよ。