君の隣【乃木ルカ】 (ページ24)

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story24 ページ24

どれぐらいの時間がたっただろう。
まだ助けは来ず、何も見えない暗闇で私とルカは黙って待っていた。

貴方「……ルカは…どうして学園に来たの？」

ルカ「…棗を一人にしないため。まぁ俺も追われてた身だから覚悟が決まったってのもあったけど…」

ルカのアリスは優しいものなのに、アリスってだけでやっぱり追われる生活になるんだ。

私も目はつけられてし、叔母様がいつも守ってくれてたな。

でも守られてばかりの自分が嫌になって家を飛び出したんだ。そしたらペルソナに捕まっちゃって。

貴方「…叔母様……心配してるだろうな」

ルカ「…Aはアリスの家庭なの？」

貴方「わからない…でもそうだと思う。私のママは親友の逃亡をサポートしてるし、パパは知らないの。どこにいるのかも。何をしているのかも。」

あのとき、私の名前を呼んだのはお母さんだったと思う。
だとしたらいつか敵同士で会うかもしれない。

そう思うと怖いな。

ルカ「一緒に見つけよう。っていっても俺…Aたちみたいにアリス強くないけど」

貴方「！どうして？ルカのアリスは素敵よ…！人を幸せにできるもの！私はルカのアリス好きだよ。ね、ウサギさん」

そんな話をしてる時だった。
足音が聞こえたかと思えば暗闇に光が差し込んだ。

鳴海「大丈夫？！」

貴方「っ…な…るみ…先生っ！」

鳴海「よしよし…もう大丈夫だよ。るか君も怪我はない？」

鳴海先生が私のお父さんだったら良いのに

そう思うほど、私はこの先生を信じている。