君の隣【乃木ルカ】 (ページ15)

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その日の夜
私は二度目の任務だった。

任務と言っても簡単なものから難しいものまで、人によって任されるレベルは全く違う。

私と棗はパートナー同士にさせられ任務時は一緒に行動する事になっている。これに関しては良かったと思ってる。

棗の負担を少しは減らせるだろうから。

貴方「…私のコピーのアリスはね、一度コピーすれば永遠に私のものになるの。威力も私のもの」

棗の炎のアリスをコピーしながら早口で説明する。
今日の現場は油断してはいけない。

Zの子会社に潜入して安積由香の資料を探してこいとのこと。
初校長はどうしてこの女の人に執着しているんだろう。

そういえば私のことを育ててくれていた叔母様が言ってたっけ。私のお母さんは親友をサポートしていて長く悪者から逃げ回ってるって。

…まさかね？
そんなことあってほしくない。

貴方「ここが資料室ね。でも仕掛けがされてる。これじゃ近づけない」

「おい！お前らここで何をしている！！」

しまった！Zの人間にバレてしまった。
私達二人に対して、相手は10人。

アリスを所持しているかは不明だからこそ厄介な敵。

貴方「仕方ない……棗、私が足止めしておくから資料漁ってきて…！」

さっき棗からコピーした炎のアリスで壁を作り天井には鋭い氷柱を作る。
資料室に近づけないように道を作る

棗「っ、すぐ戻る。」

まだ人に向けてアリスを使うのは抵抗がある。
でもやらなきゃ自分が死ぬかもしれない。

誤りながら氷のアリスで敵を倒していく私を蜜柑達が見たら怖がるかな。

嫌われちゃうかな