トリップしたら軟禁されてしまった

上弦の鬼達との邂逅AFTER ページ22

その後上弦の鬼達の監視が決定した。Aは無惨に連れられ部屋に戻る。部屋に戻った後無惨が、
無惨「よし、後でお前の服を持ってくる。いいか、城から出るなよ」
と言い残して部屋から出て行った。
(・・・いや、異空間にあるから出られんでしょ)
そう、無限城は異空間にある。どう足掻いたって転移系の力を持たないAは逃げられない。
(あー、明日から監視がつく。どんなふうに見張られるかわからんけど行動が制限される)
分かっていたことだが行動が制限されることによって不都合なことになるなとAは思っていた。
(炭治郎達のことが見れん!!)
連れてこられ、これから軟禁されるであろうAのすり減る精神を癒せるのは水鏡で見られる炭治郎達だけだ。だが無惨が知っているのは治癒の力だけだ。知られたら碌なことにならないに決まってる。
(しょうがない、治癒以外は隠す方針で)
元々そのつもりだったがより決意を固めるA。
(よし、そうと決まったら監視がつくまでの間炭治郎達見てよっと)
明日から監視が付くのでそれまでに推し達の癒しをチャージしようとするA。この切り替えの速さが彼女の良いところでもある。

お知らせ
次回から他者視点の話が続きます。
鳴女、無惨、上弦の鬼達の順です。

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