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「そっか...、ごめんね蓮。悲しくなちゃったね」
すんすん泣き続ける蓮を優しく撫でる。
少し落ち着いてきた頃、翔太に向き直ってそっとその手を取った。
「翔太、仲直りしよう」
「...う、ん...。俺も悪かったよ。蓮も、ごめんな」
蓮の濡れた頬にそっと触れながらそう言うのをうるうるの瞳で見つめた蓮は、翔太に向かって手を伸ばした。
「ん、おいで。まだ眠たいでしょ？」
蓮を受け取った翔太がゆっくり背中を摩ると、確かに眠そうなのにいやいやと拒否する。
「大丈夫。蓮がまた寝ても、もうパパ達喧嘩しないよ」
「.....すん、」
ほんとに？と言うような目で見つめてくる蓮を撫でて涙を拭うと、とろんとしていた目が完全に閉じられた。
□
「じゃあ翔太、そこ座って」
蓮を寝室に戻して、翔太をソファに座らせる。
気まずそうに手いたずらする翔太の手を握ると、ピクッと体が跳ねたのが分かった。
「翔太が昨日見た女性は、職場の知り合いでやましいことは何も無いよ。...でも、これは何度も説明したし、翔太の不安はそこじゃないんでしょ？」
「....分かってるよ、そんなこと。涼太は浮気なんてそんな、不誠実なことしない」
「.....それはもちろんそうだけど、そもそも俺は翔太のこと愛してるから絶対あり得ないよ」
そう言うと途端に照れた様に頬を染めた。
「そっ、それも.....分かってる、」
「ふふ、ほんと？」
昔からストレートな愛情表現に弱い翔太だけど、根気よく伝え続けていたら自分がどれだけ愛されてるか自覚を持ってくれたのも翔太の愛しいところ。
「涼太は昔から誰にでも優しくて...、そんなんだからモテモテでさ」
「...そんなことないよ」
「うっさい。俺があるったらあんだよ！昨日だって、ちょっとやりすぎなんじゃねえの...涼太が手貸した時、握り返されてただろ」
ああ、確かにあったな。あれは俺もびっくりした、と言うとジトッと睨まれた。
「涼太の優しいとこ、大好きだよ...。でもそれ見る度に、.....取られちゃうんじゃないかって、」
ボソボソと思いを教えてくれた翔太。
正直愛しくてしかたないけど、不安にさせてしまったことは事実だ。
口にチュッとキスを落として目を合わす。
「ごめん。どうしたら許してくれる？」
「........もっと、いっぱいキスしろ」
今日の翔太ほんとに可愛い....。お望み通り、優しく唇を重ねた。
end
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いま 様リクエストありがとうございました！
絶望ラルム:iwfk (リク)→←感情的トレーネ:dtnb (リク)
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月9日 2時) (
レス) @page42 id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
さ - リクエスト失礼します。初め立った日のこーじバージョンの更新をお願いします (2021年3月7日 0時) (レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
y c(プロフ) - コメント失礼致します。いつも楽しく、癒されながら拝見させて頂いております。リクエストさせて頂いても大丈夫でしょうか？3家族それぞれの家族旅行に行ったお話など読んでみたいです。お忙しいとは思いますがこれからも楽しみにしてます (2020年7月26日 12時) (レス) id: 069b9a8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - みゅうさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解しました。お受けさせていただきます！ (2020年7月10日 13時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく拝見してます！(^^)いきなりリクエストで申し訳ないのですが、、3家族のまだ年齢が1歳とか2歳とか小さな時のお話が見てみたいです！これからも楽しみにしてます！！(^^) (2020年7月8日 0時) (レス) id: 96d73d0fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月29日 17時
