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ふっかから電話が掛かってきて、走って伝えられた公園に向かうとそこには康二を抱っこする照と隣にふっかもいた。
「康二...！！」
亮平が駆け寄っていくと、必死に手を伸ばした康二がその首にギュッと抱きついた。
康二を受け止めてその体を強く抱きしめ返した亮平は、安心したのかそのまましゃがみ込んだ。
「まぁま〜っ！...ふぅえっ、ま゛、ぁ〜っ！」
「康二...、無事でよかった...」
康二を亮平に任せて、照達に向き直る。
「照、ふっか、ほんっっとにありがとう...。あと、迷惑かけてごめん...」
「いいって、困った時はお互い様だろ」
「うん、康二くんが無事で良かったじゃん」
2人はそう言った後、亮平の腕の中でわんわん泣く康二を見て困った様に笑ってた。
□
2人と別れて帰る途中、ふとぐすぐす泣いている康二の手を見ると、しなしなになった3本の花が握られていることに気づいた。
「康二、これお花...？どうしたの？」
そう聞くと、しゃくり上げながらだけどちょっとずつ教えてくれた。
「ふっぇ...まん、ま...と、ぱぁぱがぁ...ひ、く...」
「うん...ゆっくりね」
「なかよし、がいいっ...からっ〜....ふえっ〜！」
また声を上げて泣き始めた康二に、亮平と顔を見合わせた。
そうだ、康二探すのに必死で忘れてたけど喧嘩してたんだった。まだ理由は分からないけど。
「亮平、家帰ったらちゃんと話そうね」
「.....うん、」
□
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「ふえっ...、まぁま、！」
「ん、大丈夫大丈夫。ここにいるよ」
ベッドに寝かすと一瞬で起きて泣き始めた康二を撫でつけて、暫くするとすやすやと寝息を立てた。
その寝顔を見つめる亮平の手を掴んで、寝室から連れ出した。
ソファに座らせて、俺もその隣に腰掛ける。
下を向いて指先をいじる亮平に、手を握って話を促した。
「........それ、」
「それ、って...これ...？」
指差された先には、今日俺が買ってきた新しい嫁...。
「亮平、もしかして....嫉妬...？」
それ以来黙ってしまった亮平に確信する。
「ちょっと疲れてたの...。それで、いつも気にしないことも、なんか...っえ、ぁ...んっ」
言い訳の様に話す亮平を押し倒して、口を塞いだ。暫くして唇を離すと、それを耳元に寄せた。
「俺の奥さんは、亮平だけだよ？」
「んっ！も、黙れ....！」
また反抗的な口にガブっと噛み付いた。
end
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はら 様リクエストありがとうございました！
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月9日 2時) (
レス) @page42 id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
さ - リクエスト失礼します。初め立った日のこーじバージョンの更新をお願いします (2021年3月7日 0時) (レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
y c(プロフ) - コメント失礼致します。いつも楽しく、癒されながら拝見させて頂いております。リクエストさせて頂いても大丈夫でしょうか？3家族それぞれの家族旅行に行ったお話など読んでみたいです。お忙しいとは思いますがこれからも楽しみにしてます (2020年7月26日 12時) (レス) id: 069b9a8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - みゅうさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解しました。お受けさせていただきます！ (2020年7月10日 13時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく拝見してます！(^^)いきなりリクエストで申し訳ないのですが、、3家族のまだ年齢が1歳とか2歳とか小さな時のお話が見てみたいです！これからも楽しみにしてます！！(^^) (2020年7月8日 0時) (レス) id: 96d73d0fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月29日 17時
