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side ab
「康二、お口についてるよ」
「んんむ、」
夜、夕飯を食べて康二の口についたご飯を拭っていると小さく服を引っ張られた。
見るとそこにはラウールくんが立っていて、片手にフォークを持っていた。
「あのね、これちょっとだけあげる」
「唐揚げ？いいの？」
確か大好物だったはず、と思ったけど元気にうん！と言うから無下にもできずもらうことにした。
なんだか今日はすごい好かれてる気がする。
ありがとう、と言って頭を撫でると、えへへと笑って席に戻っていった。
□
「おふとんだ！」
「すごい！」
お風呂から戻ってくると部屋には布団が敷かれていて、それを見た子ども達が大興奮で突っ込んでいった。
「こら、掛け布団の上乗ったらだめだよ」
そう言って抱き上げて捕まえて敷布団に転がすと、ずっときゃあきゃあ笑ってる。
「ふふ、楽しい？」
「うんっ！」
座って話していると、横から現れた蓮くんが俺の膝にちょこんと座った。
「わ、びっくりした。蓮くんか」
「これね、すごいやつなの」
見せてくれたのは最近康二もハマってるちっちゃい子向けのカードゲームの、キラキラ光ったレアらしいやつ。
蓮くんが頑張って説明してくれてるのを聞いていると、部屋のインターホンが鳴った。
「亮平俺出るよ。ふっか達でしょ」
「うん、ありがと」
服とかちょっとした荷物を置きに部屋に行っていたから、そろそろ迎えに来る頃かな。もう7時だし。
「佐久間、阿部ちゃんごめん任せちゃって。ラウール、もう寝る時間だからお部屋帰ろ？」
「蓮も、おいで」
そう言われても、えーとか言って渋る子ども達。大分テンション高いし、まだ全然遊べるんだろうな。
「こうじくんのままとねる！」
「えっ」
ふっかショック受けすぎ。どうしようかと思っていると康二を抱っこした大介がそっと俺に耳打ちしてきた。
「亮平、康二ちょっと拗ねてる」
「え、」
そう言うと俺に康二を渡してきた。受け取って、どうした？と聞くとギュッと抱きついてくる。
「.....まま、ラウたちとねるん？」
「やだ？」
寂しくなちゃったんだよね、と言って戻ってきた大介が俺ごと抱きしめてきた。
ラウールくん達は帰ったらしい。
今日はギュってして寝ようね、と言うと応えるように抱きついてきた。
end
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名無し70020号 様リクエストありがとうございました！
そしてお気に入り登録者数1000人突破、赤星評価ありがとうございます！
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月9日 2時) (
レス) @page42 id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
さ - リクエスト失礼します。初め立った日のこーじバージョンの更新をお願いします (2021年3月7日 0時) (レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
y c(プロフ) - コメント失礼致します。いつも楽しく、癒されながら拝見させて頂いております。リクエストさせて頂いても大丈夫でしょうか？3家族それぞれの家族旅行に行ったお話など読んでみたいです。お忙しいとは思いますがこれからも楽しみにしてます (2020年7月26日 12時) (レス) id: 069b9a8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - みゅうさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解しました。お受けさせていただきます！ (2020年7月10日 13時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく拝見してます！(^^)いきなりリクエストで申し訳ないのですが、、3家族のまだ年齢が1歳とか2歳とか小さな時のお話が見てみたいです！これからも楽しみにしてます！！(^^) (2020年7月8日 0時) (レス) id: 96d73d0fc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月29日 17時
