アルストロメリアに願う:dtnb (リク) ページ39
みかぷ 様リクエスト
各CPの子どもができたきっかけの夜
dtnb編です。
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side dt
「......」
「.....翔太、手退けて？」
俺の言葉にフルフルと首を振って、両手で顔を隠し続ける翔太。真っ赤な耳にふっと息を吹きかけたら、バシッと叩かれてしまった。可愛いけどこれじゃ進めないよ。
泣いて俺との子どもが欲しいと言った翔太。涙が溢れて止まらないその瞳の奥には、確かな覚悟が見えていた。
....はずなのに、目の前のこの状況は一体どうしたものか。
「しょーた、」
「......」
....まあ、いいか。ここで急かすのも良くないし、翔太の気持ちが完全に整うまで待っていよう。翔太を見下ろしていた体を起こして、ベッドに腰掛けた。
「......ぁ、」
「.....ふふ、大丈夫。どこにも行かないよ」
顔を覆う手の細い指の隙間から、不安そうに覗く目が俺を捉える。それに気付いて、そっとその指に口付けた。途端に頬を染め上げてキョロキョロと視線を彷徨わせた翔太は、暫くしてゆっくり手を退けた。
「りょ、た...」
「ん？」
「も、へーき」
「本当？」
こくこくと頷いたのを見て、優しく頬を撫でる。すると翔太がその手に自分の手を重ねて、俺と目を合わせた。引き寄せられるように唇を交わらせる。
「ん、...はぁ...」
「翔太大丈夫？」
「うん、....さっきのは、なんか思い出し照れ？っていうか...すげえ泣いちゃったし、今更恥ずくなって...」
「そっか。でも、翔太がまっすぐに気持ちぶつけてくれて良かったよ。やっぱり伝えなきゃ分からないこともあるって、反省した」
ごめんねと言うと翔太は、別に謝んなくていいと呟いた。でも俺からしてみれば、誰よりも大切な翔太を泣かせるなんて大変なことで。
俺と翔太の子なんて、どう考えたって可愛いに決まってる。でも翔太の体が心配で...と葛藤しまくって、
きっぱりダメということもできずにいたらこんなことに。
頬の涙の跡を唇でなぞりながら、泣かせてごめんとまた伝えた。
「ん、もう...しつこい、」
「っ...、翔太、」
「もういいから。でも、もう待たせんな....んん、」
翔太からの口付けにカッと体が熱くなるのを感じる。噛み付く様に口を塞いで、舌を絡めた。
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りあ - こんばんは!この作品大好きです!更新、待ってます! (2021年2月13日 22時) (
レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう. - 主様のdtnb最高です！ (2020年12月18日 20時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sallyさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解致しました。お受けさせていただきます！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
sally(プロフ) - はじめまして！素敵なお話をありがとうございます！楽しく読ませていただいてます！リクエスト何ですが、全夫婦の甘々な裏のお話が読みたいです！skabさんもabさんがデレデレのを読みたいです。お忙しいと思いますがよろしくお願いします！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 32a5b29b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます！本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月14日 22時
