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「えっ....」
「....」
「涼太、？」
腕の中に収められて顔が見えない。黙って腕に力を込める涼太に、戸惑って固まっていた、けど...。
「りょ、涼太...ここ外だから、！」
「うん....ごめん」
そっと体を離した涼太は、申し訳なさそうに眉を下げて謝った。
暫く沈黙が続いていたたまれない。目の前の涼太は、怒ってるっていうより悲しそう...？チラッと顔を見てそんなことを考えていると、涼太が口を開いた。
「.....俺は、」
「っ....、う、うん」
「昔から、自由でのびのびしてる翔太が好きだよ。だからできるだけ束縛もしたくないし、全部俺と共有しなくてもいい」
「....うん」
「でも今回のは、さすがにちょっと悲しかったよ。だってここ最近、俺のこと避けてるのとなんか関係あるんでしょ？」
避けてるわけじゃなかったのに。でも最近の俺の行動を省みれば、そう思われても仕方ないことを確かにしてて。
「ちがくて...、涼太のこと、避けてたつもりもなくて...」
「.....そっか。じゃあ、さっき泣いてたのは？」
「.....、それは....え、っと、」
言い淀んで言葉を詰まらす俺に、急かすことなく黙って聞いてくれる涼太。
言いづらくて、目を逸らしながら答えた。
「りょ、たが...俺のこと、興味無いんじゃないかって...」
「........は？」
「っ...、ご、ごめ...」
よく考えたら俺、めっちゃめんどくさいこと言ってね...？
不安と恥ずかしさがドッときて俯く中、涼太が小さく溜息をついて心臓がギュッと縮んだ。
「.......分かった」
「えっ....涼太、？」
強く手首を掴まれて、思い切り引っ張られる。勢いに圧倒されて、黙って着いてくしかできない。
そのまま連れてかれたのは涼太の家で、中に入っても手を離されることなく涼太の部屋に連行された。
「っ...うわっ、」
ベッドに押し倒されて、顔を見上げるとすぐに涼太が覆いかぶさってきた。
「何があったかは、後でゆっくり聞くよ。今はとりあえず、俺がどれだけ翔太のこと好きか身をもって知ってもらうから」
「へ....え、ちょっ涼太...、んんぅ....」
いつも優しい涼太には珍しく、噛み付く様にキスをされて口内を愛撫される。
その後、涼太の言う通り散々愛を囁かれ可愛がられた俺は、少し痛む腰を摩りながら数時間前の俺を恨んだ。
もう絶対、あんなこと言わない....！
end
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M 様リクエストありがとうございました！
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りあ - こんばんは!この作品大好きです!更新、待ってます! (2021年2月13日 22時) (
レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう. - 主様のdtnb最高です！ (2020年12月18日 20時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sallyさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解致しました。お受けさせていただきます！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
sally(プロフ) - はじめまして！素敵なお話をありがとうございます！楽しく読ませていただいてます！リクエスト何ですが、全夫婦の甘々な裏のお話が読みたいです！skabさんもabさんがデレデレのを読みたいです。お忙しいと思いますがよろしくお願いします！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 32a5b29b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます！本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月14日 22時
