ホーセズネックが証明する:dtnb (リク) ページ4
檸檬茶(レモンティー)のサブアカ@SnowMan阿部担 様リクエスト
dtnb編です。
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20年以上の付き合いがある相手ともなると、なんとなく考えてることが分かるようになるものだ。
いつも通りデートに誘われたけど、レストラン予約してあるからと連れてかれたディナーはいつもよりお高い所で。普段通りの涼しい顔に見えるけど、その横顔には俺にしか分からないくらいの、少しの緊張が垣間見えていた。
なんとなくだけど、間違っていたら恥ずかしいけど。半分そうあってほしいという期待もあって、もしかしたら今日、涼太はプロポーズをしようとしてくれてるんじゃないか、と思った。
だってこんな綺麗な夜景が見える立派なレストランなんて、涼太が好きそうなシチュエーションだ。
まだそうと決まったわけではないのに、既にドキドキしてきた。顔が熱い。
運ばれてきた前菜を口に運びながら、なんとか涼太との会話を続けた。
□
「じゃあ、そろそろ出ようか」
「.....う、うん」
結局あれからデザートまで、涼太が俺にプロポーズをする様な言動は無くレストランを出ることになった。
マジかよ、俺めっちゃ恥ずい奴じゃん...。
赤い顔を隠すように少し下を向いて歩いていると、帰り道とは逆の方向に進み出した涼太に首を傾げる。
「涼太？どこ行くの？」
「うん、ちょっとね。翔太も来て」
そう言うから黙って着いていくと、大きな有名ホテルの前に着いた。エントランスを抜けると、前を歩く涼太が俺に問いかけてきた。
「翔太、ここ覚えてる？」
「え、うん。当たり前だろ。涼太がずっと、ここのレストランで働くのが夢だって言ってたとこじゃん」
「ふふ、そう」
少しこちらを振り返って笑った涼太は、立ち止まってここだよと言った。
「...バー？」
「行こう、翔太」
「えっ、あ...」
涼太に手を引かれて入ったそこは、薄暗い中に淡い光が漏れている、都会的で落ち着いた雰囲気だった。
店内を眺めているうちに涼太がマスターっぽい人とやり取りして、カウンター席まで案内された。
座ってすぐ、透き通った青色のカクテルが出された。ブルーラグーンと言われたそれは、爽やかで飲みやすいという印象だった。
「ん、おいしい」
「そう、良かった」
そう言って自分もグラスを傾ける涼太をチラッと見て、急にこんなところに連れてきてくれた彼の真意を測りかねていた。
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りあ - こんばんは!この作品大好きです!更新、待ってます! (2021年2月13日 22時) (
レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう. - 主様のdtnb最高です！ (2020年12月18日 20時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sallyさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解致しました。お受けさせていただきます！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
sally(プロフ) - はじめまして！素敵なお話をありがとうございます！楽しく読ませていただいてます！リクエスト何ですが、全夫婦の甘々な裏のお話が読みたいです！skabさんもabさんがデレデレのを読みたいです。お忙しいと思いますがよろしくお願いします！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 32a5b29b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます！本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月14日 22時
