3.14Anniversary！！:skab (リク) ページ1
檸檬茶(レモンティー)のサブアカ@SnowMan阿部担 様リクエスト
プロポーズのエピソード
skab編です。
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side sk
「...佐久間、聞いてる？」
「へあっ！？な、なに阿部ちゃん？」
やっぱり聞いてないじゃん、と少し拗ねてしまった阿部ちゃんにごめんと謝りながらも、左手はポケットから出せないでいた。その左手で、ポケットの中の四角い箱を撫でる。早くしないと駅に着いてしまう。
ちょうど1ヶ月前、阿部ちゃんからバレンタインにチョコレートを貰った。手作りで不格好だったけど、俺は死ぬほど嬉しくて。ホワイトデーには絶対に100倍くらいのお返しをしようと考えた末、付き合って6年、プロポーズをしようと決めた。
バレンタインのお返しと言ってデートに誘って、そのデート終わりにサプライズで渡すんだ。よし、と入念なシュミレーションをしたはずが、とことんタイミングを逃し続けている。
「ね、佐久間」
「はいっ？」
「また聞いてないだろお前」
聞いてる！聞いてるであります！という嘘は阿部ちゃんのジト目に耐えられませんでした。
「聞いてませんでした...。ごめん、もっかい言って？」
「っ、だから、今日楽しかったから...。や、いつも楽しいけど、そんなにチョコ嬉しかったのかなと思って...」
「そりゃそーでしょ！だって阿部ちゃん、今まで菓子会社の戦略だなんだ言うし、頼み込んでも既製品しかくれなかったじゃん。初手作りだよ？」
そう言うと阿部ちゃんは、少し恥ずかしそうに俯いて黙ってしまったので笑って繋いでいた右手にギュッと力を込めた。
「だいじょーぶ、佐久間さん照れ隠しだったって分かってるよ」
すると阿部ちゃんはピタッと歩みを止めて俺に向き直ったかと思うと、フルフルと首を横に振って違うと呟いた。
「恥ずかしかったのもあるけど...。今までも作って渡そうとしたことあったよ。舘さんとかに教えてもらって。でも、いつも焦げちゃったり上手くいかなくて、結局渡せなかった」
今回も完璧にできなくて、やめようと思ったら舘さんと、その場にいた翔太にも怒られちゃって...と言う阿部ちゃんが愛しくて。でも喜んでくれて良かったと笑うから完全ノックアウト。
もう死んでもいい...と思ったところで自分のミッションを思い出した。ちょうど阿部ちゃんが足を止めた所は周りに市街夜景が広がっていて、遠くに見える都心部の光が煌めいていた。
もう一度ポケットに左手を突っ込んで、一度息を吐いた。
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りあ - こんばんは!この作品大好きです!更新、待ってます! (2021年2月13日 22時) (
レス) id: 9c7cdecfa0 (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう. - 主様のdtnb最高です！ (2020年12月18日 20時) (レス) id: 8f7d50177b (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - sallyさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)了解致しました。お受けさせていただきます！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
sally(プロフ) - はじめまして！素敵なお話をありがとうございます！楽しく読ませていただいてます！リクエスト何ですが、全夫婦の甘々な裏のお話が読みたいです！skabさんもabさんがデレデレのを読みたいです。お忙しいと思いますがよろしくお願いします！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 32a5b29b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - ぴこさん» コメントありがとうございます！本当ですね、ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 8b39fff6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん
| 作成日時：2020年3月14日 22時
