家族という名の仲間のために 2

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慧side

？｢慧にい｣



振り返ると、圭人がいた。



｢どうしたの？圭人｣



圭人｢慧にいは俺に気付いてくれた気がしたから…ちょっと部屋来て！｣



確か、さっき何か言いかけてたな…



｢えっちょっと！｣



考えてたら、いきなり腕を引っ張られた。



圭人｢早く！｣



圭人、何か焦ってる？



｢分かった。分かったから、一旦落ち着こ？｣



圭人｢…っごめん。｣



圭人にしては珍しい。



圭人｢あのさ、俺なんか嫌な予感がするの。わざわざ警察に脅迫文を送るなんおかしくない？普通、脅迫文に自分の名前書く？はめられてる気がして…こわいの。｣



｢圭人…｣



圭人｢慧にいはどう思う？｣



｢確かに圭人が指摘する部分に俺も疑問を持ってた。でも、単に居所が分からなかったとか俺たちのこと知りたいだけとかじゃないの？｣



圭人｢でも、やっぱり｢圭人、考えすぎだよ。明日のためにもしっかり休息しないとなんだから、ね？｣う、うん…｣



ごめんね、圭人。
人一倍優しい子だから、あんまり気負いしてほしくなかった。
ちょっと強めに言っちゃったけど、俺も十分気を付けるし、宏にいと光にも伝えるから。



ﾄﾝﾄﾝ



今、宏にいと光の部屋の前。



あれ、返事ないな〜



｢入るよー｣



ふふふふ。



写真撮ってみんなに送ろ！



ｶｼｬ



家族のグループに送信っと。



早速、既読ついた。



大貴も見てくれるといいな〜。



メッセージ送っても既読すらつかないけど、見てくれてると信じてるよ。



この状況は話せそうにないし、夜また顔合わすだろうから圭人のことは後でいっか。



こっそりドア閉めて、自分の部屋に戻った。

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