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み「そうよ。智恵理が悪いわけじゃないでしょ」

あまり見ないらぶたんの激昂ぶりに織音は怯えつつも、らぶたんの前に出て智恵理を庇うように両手を広げた。

織「そ、それ以上責めないであげてください…!悪いのは撃ってきた人です!智恵理は皆を守ろうと必死だったのに、あんな酷いことを言われたら傷ついて動揺してしまっても仕方ありません…!」

真「そうです!それに私達も智恵理やきたりえさん達を守れませんでした…。責めるなら私達も責めなきゃおかしいです!」

真琴も織音の隣に立ち同期を庇う。それでもらぶたんは納得しない。

きたりえはマフィアに狙われた智恵理を助けようとして重症を負ったようだ。
それで同じゆいはんチームのメンバーで、長い付き合いであるらぶたんは怒らずにいられないのだろう。まだ10代であり、ものをはっきり言う性格な彼女は冷静でいることができないでいる。

ら「怒ってるのはそれだけじゃない!
いつもよりキララが輝いてなかったじゃん!
今回はあっちゃん達じゃなくてゆいはんチームとのライブだから輝けなかったの?私達じゃ力不足だから?後輩のあんたより劣ってるから!?」

智「そんなことありません!!」

み「らぶたんいい加減にして!」

彼「やめて下さい!」

ら「ゾディアックの令嬢だってもうバレてるんだから、”人殺しの娘”とか”お前の父親の武器のおかげで政府に逆らう反逆者を殺せた”とか言われるのだって予想できることでしょ!!覚悟の上で00にいるんじゃないの!?
なのに動揺してきたりえに庇われて、キララもまともに輝かせられなくてっ…
そんなだから優子さん達歴代センターノヴァに比べて力不足だって言われるのよ!!」

ツ『やめなさい!!!』

激しく怒鳴るらぶたんに智恵理は辛そうにしながらも叫ぶように否定すると、ツバサがかなり強い口調で、大声を上げ制止をかけた。思わず智恵理やらぶたんだけでなく、何名かがびくりと肩を震わせる。
モニターに映る、こちらを睨むように見つめるツバサに全員の視線が移った。

ツ『後輩の前で怒鳴り散らすなんてやめなさい。先輩として示しがつかないわ。
らぶたん。きたりえを心配する気持ちは皆だって同じよ。でもたかみなの言う通り智恵理を責めるのは間違っている。あなた達は危険を承知で00になった。そして00は仲間を助け、守りあうもの。そうでしょう?』

ら「……わかってます」

その通りだが、完全に納得できず不貞腐れたように返事をして視線を下に向ける。

〃→←〃



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設定タグ:マクロスΔ , AKB0048 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/  
作成日時:2023年8月10日 19時

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