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2つの惑星での同時ライブ後、翌日。劇場にて全メンバーでのミーティングか行われていた。ステージにはツバサが立ち、メンバーはステージ前に座っている。
ツ「きたりえの治療期間は約2週間、ぱるるは約1週間かかります。治るまでの間、研究生にアンダーを任せることにしました。
まず、ぱるるのアンダーは市岡姫子」
姫子「!!は、はい!」
姫子は自分が選ばれたことに驚きながら返事をした。喜びとプレッシャーを感じていると、同期達が「やったね」「頑張って」と、後輩の77期は「おめでとうございます!」と笑顔で祝ったり応援をする。
選ばれなかった悔しさはあるが、それでふてくされることはもうない。悔しさを糧にもっと努力して次は選ばれてみせると研究生らは思っている。
ツ「きたりえのアンダーは―――名字A」
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美森の公演が急遽中止になり、代わりに鎮圧ライブで美森が歌う映像が公開されファンを喜ばせたが、本当にいつ発症するかわからないセイレーン症候群への恐怖も抱いた。
そして、現在劇場にてゆいはんチームのライブ収録が行われている。センターはA。ぱるるのアンダーの姫子が緊張しながらも喜びで笑顔で歌い踊っている。
南野が興奮した様子でカメラで撮影していた。
南「いいねいいねー!ちゃん姫かっわいい!ちゃん夢主さいっこう!」
Aは楽しそうに歌い踊りキララを輝かせている。センターとしてまったく見劣りしない。ゆいはんチームメンバーとの息もぴったりで、見事なパフォーマンスを見せていた。
収録途中で研究生が足音を立てないように静かに見学にやってきて、ステージ前に座る。キララで光り輝くステージを見上げながら小声で話す。
楚「キラキラだぁ…」
瑞「すごい…姫子全然見劣りしてないよ」
織「A…すごい。センターに選ばれてもあんな堂々としてて。キララもあんなに輝いて…」
友(センターに選ばれても全然プレッシャー感じてなかったもんね。やっぱりAはすごいや…)
確かな実力を持つ後輩であるAにメンバーらは触発され、キララの輝きが増す。
南「まっぶしい…!」
友「(でも…)私だって負けないんだから」
織「え?」
友「いつかアンダー、そして襲名!負けらんないよね。でしょ、織音」
友歌はぐっと拳を握り織音ににっと不敵に笑いかける。織音は目をぱちくりさせるが、少しの間のあと「うん」と頷いた。
織(落ち込んでる暇なんてない。もっと頑張るんだ!)
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作者名:空 | 作者ホームページ:http://id38.fm-p.jp/213/7772010/
作成日時:2023年8月10日 19時