【00×マクロスΔ】虹色の歌姫・６ (ページ45)

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A(メインの智恵理をたてるのは当然だけどなんか贔屓が過ぎて引いたわ…。ナレーターもやたら智恵理可愛いだの努力家だの研究生の頃からすごかったとか褒めちぎってて。しかも先輩と比較して、先輩より智恵理すごいみたいな言い方してたもんな。SNSでゆいはんさん達のファンすごい怒ってたっけ)

　智恵理が研究生時代、当時エース的存在の優子のアンダーに選ばれていた。そのころからアイドルとしての高い才能を持っていて、他のメンバーより群を抜いて優秀だった。彼女のおかげで秋葉星は奪還できた。智恵理こそ00に革命を起こした我々の女神となる人物……
等とナレーションされていて、歴代メンバーや現メンバーを引き立て役にし侮辱するかのような言動もあった。

　番組終了後、SNSはゆいはんチームファンの激怒コメントで荒れに荒れた。00ファンからも批判的なコメントがあり、智恵理推しからも智恵理が気まずい思いをしているのではと心配するコメントが投稿される。
だが、一部の過激派な智恵理推しはこの番組を素晴らしいと褒め称え、智恵理こそ00の新たな女神。彼女が他のメンバーより優れた人物であるのは事実で、贔屓ではなく事実を放送しただけ。番組に問題はないと反論している。
彼らとゆいはん達推しのファンの間で言い争うコメントもあり、ファン同士で対立する事態となって智恵理は自分にも責任があると責任感を感じていた。凪沙や皆に智恵理は悪くないと慰められても自分を責めずにいられなかった。
ちなみに番組を作ったプロデューサーはすでに上層部から注意を受けているが、自分は事実を放送しただけで法に触れるようなことはしていないので問題ないと言い切っている。

　こういったことがあり、智恵理とゆいはんチームはギスギスした雰囲気が漂っていた。らぶたん達も智恵理は悪くないのはわかっているが、不快感を感じてしまい避けてしまっている。特にらぶたんと、打倒9代目優子を掲げてきたゆいはんチームのエースきたりえが不愉快に思っていて、ゆいはんやマイペースで今回のことをまったく気にしていないぱるるに宥められた。

『あんな扱いされて不愉快にならないわけないじゃん！周りのスタッフさんも司会も一緒になって智恵理をチヤホヤしてさ。私や皆をバカにしてるみたいで許せない』

だがきたりえは不満を口にして、

『智恵理もほんとに私達のこと思うなら収録止める位したらいいじゃん！』

らぶたんも不満を露わにして言うのだった。