【00×マクロスΔ】虹色の歌姫 (ページ36)

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織「え、いいの？」

A「そのかわり私もあなた達のこと呼び捨てするから。あなたは織音。友歌、真琴、鈴子、楚方。彼方。だよね」

友「うん、そうだよ」

織「じゃあA、行こっか」

楚「行くよ～、あだ名！」

楚方に呼ばれ、Aはきょとんとする。楚方はにっこり明るく笑って「Aのあだ名！」と言った。

楚「楚方が考えたんだ～。可愛いくていいでしょ」

彼「こら楚方、勝手にあだ名決めるんじゃないの」

A「私は別にいいけど」

楚「じゃあだ名って呼ぶね♪ちなみに真琴のあだ名はブツブツ独り言言ってたから”ブツゾー”で、鈴子は鈴はリンリン鳴るから”リンダ”。美森は”みもマリ”。凪沙は”凪敦”だよ」

楚方のあだ名センスは少し変わっているようだ。それに服装もカエルの形をしたフードの服を着ていてファッションセンスも個性的である。

楚「00のライブはおっきなホールでやるんだよ。いつもお客さんでいっぱいで、皆推しメンのうちわとかサイリウムを持ってきてるの。楚方達は00メンバーだから関係者席で見てるんだ」

彼「Aもそこに入れることになったから楽しみにしててね」

楚「ライブはまずメンバーがアナウンスするんだよ。影アナって言ってね、お客さんにライブが始まるよってことと、注意することを教えるの。それでね…―――」

明るくお喋りな楚方が00のライブについて喋るのを聞きながら、Aは皆と共に公演が行われる大ホールへと向かうのだった。

―――
A「すごい人だね。席、空いてる場所ないんじゃない？」

友「すごいでしょ。私達も初めてこの劇場に来た時、お客さんがいっぱいで驚いたよ」

　大ホールの関係者席に入ると、まずAは観客の多さに驚いた。眼下に観客で埋まった客席が見える。それぞれ手にうちわやミサイリウムを持っていて、公演が始まるのを今か今かと楽しそうに待っている。

A(皆わくわくしてる。00のライブ楽しみにしてるんだ)

Aも藍花星で見た光り輝くライブをまた見れると思うと楽しみで、微笑みながら観客を眺めていると客電の光が消えた。

”キーンコーンカーンコーン…”

そして鐘の音が響き、観客はお喋りを止めステージに目を向ける。

鈴「公演の始まりを知らせる合図です。始まりますよ」

鈴子の説明を聞きながらAもステージを見た。

凪『皆様、本日はAKB0048、襲名メンバー公演にお越しいただきありがとうございます』