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陸「A。ちょっとは休めよ。」
ドイツでの仕事を終えて、夜ご飯もそこそこに
パソコンを開くと、上から声がして。
「うん、ありがと。程よく休む」
陸「メシ食いに行かね？明日帰国だし」
味わずに帰国はもったいねぇじゃんって言う陸くんの言葉に納得して、ホテルを出た。
「綺麗な街並みだよね。」
陸「うん、日本とは違う良さがあるな」
街に行き交う人はやっぱりそれぞれで。
「おいしそう」
陸「だってここ、ネットに載るくらい有名だもん」
陸くんオススメのお店でワインを乾杯して
来てよかった。って思ってた時だった。
陸「Aはさ、彼氏がいるよね」
「うん、そうだね。」
美味しいご飯を頬張りながら、陸くんの質問に大した疑問もなく淡々と答える。
陸「高校生の時から付き合ってるならもう8年くらい経つのかな」
「そうだね。」
陸「結婚とか、しねぇの？」
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ドキン、と自分の胸が高鳴った。
1番触れたくなくて、触れられなかった話題。
「そりゃもちろん、したいけどね」
陸「しねぇんだ？なんで？」
「向こうとそういう話にすらならないから(笑)」
たまに和也の考えてることが分からなくなる。
多分、嫌われてるってことはない。
愛されてると思う。それはわかってる。
だけど結婚となると別問題な気がして。
陸「でもそれってさ、付き合ってる意味あんの？」
チャラチャラしてる見た目とは裏腹に
しっかり者で優しい陸くんの真っ直ぐな眼差しに、思わず顔を背けた。
「意味、か」
陸「俺と結婚しない？A」
瞬きをしても、目の前には陸くんがいる。
「何言ってんの…」
陸「俺は、Aが好きだよ。」
「…ちょっとまって、わかんない。」
陸「俺は、おまえが望むなら」
「…」
陸「今日だって明日だって、結婚できる。」
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「…え、ちょっと…」
陸「本気だからね？相葉さんのことがなくても、ずっと思ってた」
「…いやまって」
陸「ごめん。俺で困ってよ。」
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頭の中が真っ白だ。
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陸「俺に翻弄されてよ。ちょっとでも考えてよ。」
「…」
陸「俺はおまえが好きなんだ。」
まっすぐ向けられた視線があまりにも直向きで
曲がった私の心模様なんてきっとすぐバレてしまう。
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サキ(プロフ) - aracick5963さん» コメント有難うございます。最後まで見届けてくださって本当に感謝の気持ちで一杯です…久しぶりの更新になってしまったので私もかなり見返しました…(笑)ぜひ番外編もご覧いただけるとうれしいです♪ (2023年2月25日 23時) (
レス) id: 5b47cf97cc (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - すりおろし梨。さん» コメント有難うございます。長い間放置してしまったのに暖かいお言葉まで。大切な物語だったので無事に完結できてほっとしています(笑)番外編も更新しましたので、お時間がある際にご覧くださると泣いて喜びます…。本当に有難うございました！♡ (2023年2月25日 23時) (レス) id: 5b47cf97cc (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - ともさん» コメント有難うございます。今更の更新になってしまい申し訳ないです…。恋愛も勿論人生の軸ではありますが、友情にもフォーカスして作品作りを行なっていたので素敵なお言葉をいただけて嬉しいです♡完結も見届けてくださったら嬉しいです！ (2023年2月25日 23時) (レス) id: 5b47cf97cc (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 橘花さん» コメント有難うございます。更新が滞ってしまっておりお待たせいたしました。。無事にアオハルのみんなは送り届けることができました！沢山愛してくださって本当に有難うございました！♡ (2023年2月25日 23時) (レス) id: 5b47cf97cc (このIDを非表示/違反報告)
aracick5963(プロフ) - 番外編おまちしてます。待ってる間に復習だ！ (2023年2月21日 23時) (レス) id: b2c4870f8a (このIDを非表示/違反報告)
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