少女が47人 ページ5
見慣れた本丸のはずだが、明らかに違うものがあった。
それは本丸の綺麗さであった。
桜が咲き誇り、耕された畑があり、空気は澄んでいた。
Aは乱藤四郎を探すべく本丸の中に足を踏み入れたが、中を進んで行く度に違和感が拭えずにいた。
しかし、すぐに違和感の正体に気づいた。
居るはずの刀剣男士の姿が見当たらないのだ。
不審に思いつつも奥へ進んで行くと乱藤四郎と思わしき刀剣男士の後ろ姿が目に入った。
『…!…(あの髪色にあの服は刀帳で見た乱藤四郎だ…)』
『…乱藤四郎なの?』
Aは声をかけたが何故か反応が無く、振り向くどころか乱はどんどんと奥へ進んでしまう。
彼と話す為にAは急いで後を追った。
しかし、歩いているはずの彼に駆け足のAは追いつくことが出来なかった。
何分経ったのか分からない
そんな感覚に陥るほど追いかけているのに何故か距離は縮まらない
そして、乱を追いかけるのに必死だったAは美しい本丸から朽ち果てた本丸に変化していたことに気づかなかった。
諦めずに追いかけていると、微かに彼の声が聞こえた。
乱「……っ…………さ…い…………………の…せい…」
「………………ん…………………いい…だ…」
何かを呟いているようだがAにはなんと言っているのかはっきりとは聞こえなかった。
『…っ…はぁ………ねぇ、待ってってば!…』
駆け足で追いかけたせいか体力は限界を迎えようとしていた。
埒が明かないと思ったAは立ち止まり大声で乱藤四郎に伝えた。
『……はぁ……っ…話したいことがあるの!』
『…貴方の兄弟が待ってる。ちょっとでいいから止まって話を聞いて!』
声が届いたのか乱は急に立ち止まり振り返った。
だが、瞳は濁っておりAの姿を写してはおらず、恐怖からか顔は強ばっていた。
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?「……………誰?」
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雪女 - 続き楽しみにまってます (2022年4月18日 22時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!超超超超面白いです!夢主ちゃんも可愛いし刀剣男子たちもかっこいい、、、!!ここまで表現が上手い作者様も羨ましい、、!!←文才が0に等しい人。リアルでもお忙しいとは思いますが、更新頑張って下さい! (2022年3月17日 6時) (レス) @page3 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 無理なさらず、ゆっくり作って行って頂けたらと思います! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - おかえりなさいませ!\( *´ω`* )/でも無理はなさらずにゆっくり休みながら書いてくださいね!そんな事じゃファンは逃げませんから! (2019年9月13日 17時) (レス) id: 0f0cf04cb6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - リアルが大変だとそれだけでまいっちゃいますよね(^_^;)大丈夫です。皆ゆっくりお待ちしてますよ!もちろん私も!ゆっくり休んでくださいね! (2019年7月17日 20時) (レス) id: 95c2b4a6d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪乃 | 作成日時:2019年3月7日 13時